裏仕事

知人に頼まれて、論文の校正なるバイトを引き受ける。
1枚500円×17枚=8500円とのこと。
うーむ、1枚500円かあ、と感慨もひとしお。
ちょっと文法の間違いを正すだけで、マンガ一冊買えるんだ。
と思って、気軽に請け負ったのだけれど、これが、けっこう難しい。
例えば、「Aの箇所は、視点が二つに別れているけれど、後者ははっきり言って付け足しだから切り捨てなよ」なんて提言は、お節介なのだろうか?
直すところを、「てにおは」だけでなく、内容面にまで踏み込むと、かなりこちらの頭もごちゃごちゃになる。そこまで、アドバイスすべきなのだろうか?
まあ、最低限、「誤字、脱字」や「文法の誤り」はチェックして、あとは余力があればってかんじで・・・と思っていたところ、知人から次のようなメールが。

友人から、校正のやり方についてファイルを送ってもらったので、添付します。

開いてみる。しょっぱなから、以下のような文面が眼に飛び込む。

校正とは:(略)それは単なる「てにおは」チェックではありません。

念を押されてしまった。

校正者は実際文章を注意深く読み、書き手が何を伝えたいのかを理解し、その上で読み手を楽しませるような文章にするにはどうしたらよいかチェックししたり修正を施したりします。

・・・もしかして、かなり大変なことを引き受けてしまったのかもしれない。