2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

新潮ドキュメント賞?

なんだろう、これは。小林秀雄賞、ではないのかな。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040831-00000007-maip-soci 調べてみると、小林秀雄賞自体は例年9月2日くらいに発表されているようだ。 http://www.shinchosha.co.jp/kobayashisho/index.html 重…

和田勉裁判

すごいんだ、昨日から。「和田勉+セクハラ」「和田勉+裁判」の検索語でやたらと人が来る来る。どうしたことだ、これは。夏休みの宿題かなんかと関わっているのかと頭をひねってたら、なんだ、これかあ。 セクハラ裁判:和田勉氏が2審も敗訴 ふーん。それ…

丸の内オアゾ

日本橋丸善本店が10月16日をもって閉店になるとのこと。うーん。それはかなり困るなあ。と嘆いていたところ、丸善のサイトにはこんな案内がきちんと出ていた。 http://www.maruzen.co.jp/home/release/2004/release20040427.html 丸の内オアゾ9月14日オープ…

九段散策

蒸し暑い。そんな中仕事場のIくんと靖国神社までぶらぶらと散歩。 「さざれ石ってのは靖国の中にあるんだよ。ほら、君が代に出てくるさざれ石」 「ああ、あの苔がむしちゃう」 しかし実物がどこにあるのかは判別できず。もしかして途中にあったのかもしれな…

終戦新聞雑感

先の終戦記念日、92歳の祖父が昭和20年8月15日の朝日新聞を持ってきた。まあ読んでみなけりゃ申し訳ないよな。という感じで目を通そうとしたのだが、いかんせん、字が小さすぎる。当時のひとたちはこんなアリンコみたいな字を読んでいたのかな。ときおり「…

成孔本、シンクロ孝

■昼過ぎまで眠る。外は暴風雨が荒れ狂うことなく案外静かだったので、予定を変更して外出。ジャムとベルトと耳栓を買う。途中、東京国立近代美術館でやっている「琳派 RINPA」展のポスターを見て「行きたいな」と思う。特にこのジャンルに詳しい訳ではないの…

「その名」3、「外套」予約

■たんたんと仕事をこなす。やや疲れ気味。明日は台風が来るらしいので、今日中に済ませておきたい用事もあったのだが、構わず家に引っ込む。ジュンパ・ラヒリ「その名にちなんで」(新潮社)読了。ふう、と溜め息。 ■先日、新聞で柴田元幸がゴーゴリの「外套…

「その名」2、谷崎賞

■仕事をたんたんとこなして、6時には退社。その後、いろいろと寄る予定があったのだが、体調が優れず断念。家でぱらぱらとジュンパ・ラヒリ「その名にちなんで」(新潮社)の続きを読む。主人公のゴーゴリは、これでもう4人もの女性とつきあっている。どれ…

「その名にちなんで」1

■前作「停電の夜に」は、かなり評判になっていたけれどあまり食指は動かず。一番はじめにあった表題作を読んで、「ふーん、うまいなあ」と感心した。それだけ。どうせ、作者の顔がまごうたかなき美人だからみんな騒いでんだろと少し穿った見方をしてみたり。…

クドカンとアトス

■「徹子の部屋」ゲストは宮藤官九郎。仕事で頭が疲れていたせいか、自分でもいぶかる程バカ受けしてしまった。徹子がきちんとクドカンの名フレーズ「死ぬ前に一度は出たい(どっちが?)」に触れてくれて大満足だ。 ■電車で村上春樹「雨天炎天」(新潮社)を…

池田・養老対談

■引き続き養老孟司の対談集「生の科学、死の哲学」(清流出版)。池田晶子登場。このひとには、「和を以て尊しと為す」という言葉が通用しないらしい。平気で養老孟司相手に「本当にそんなことを信じているんですか?」と突っ込んでいた。あくまでメインは養…

「生の科学、死の哲学」

■やはり耳は痛い。それでも昨日よりは引いたので構わずプールに行ってしまった。700M泳ぐ。午前中のプールは空いていていいのだけれど、最近は午後に泳ぐ方が何故か不思議と疲れない。色々と煩雑な作業をこなした後、養老孟司の対談集「生の科学、死の哲学」…

川俣軍司のブリーフ

■一日中寝ていた。右耳が痛むので水泳も御法度。掃除もする気になれなくて、椿屋で買ったお香(梅兆)を焚きながら週刊新潮を眺める。川俣軍司は別にブリーフ姿で通行人を殺傷したわけじゃないのだな。前号から始まった「警視庁捜査一課の75年」は何かと勉強…

■「たけくらべ」の美登利は気が強いことで有名だけれど、そんな彼女が、ある日を境に、きゅんとおとなしくなってしまう。友達に「遊びに行こうよ」と誘われても、すげない返事を返すばかり。どうしたことなんだろう、これは。彼女が、恋をしたから? いや、…

■村上春樹の「遠い太鼓」(講談社)を読む。村上春樹の旅行記を手に取るのは今回がはじめて。まあ巷ではアテネオリンピックで盛り上がっていることだし、ちょっとギリシアの知識でも仕入れてみようかな、という訳で読んでみた次第。そう、これは村上春樹37−4…

ナンシー・リカ・シフ「世にも奇妙な職業案内」(ブルース・インターアクションズ)に目を通す。小太りのお婆さんが、男性のわきに何やら用具を近付けてクンクン臭いを嗅いでる表紙。この女性は、れっきとした「におい鑑定人」のプロなのです。まぁそうした…

中野晴行著「マンガ産業論」(筑摩書房)を読む。作品や作家を論じるのではなく、あくまで「マンガ産業」にこだわった本。戦後から現代にかけて、雑誌やテレビとマンガはどう関わってきたかについて多くのページが割かれている。 ま、当然のようにおもしろか…

朝8時に家を出て有楽町へ。 さすがに今日は入れました、「誰も知らない」。にしても、観客層が幅広い。下は6歳から上は80歳(推定)まで、老若男女入り乱れての御鑑賞。カンヌ効果、というやつなのでしょうか。おそらく、ふだん映画を観慣れてないひとも来…

■「誰も知らない」を観に行こうとしたら、午後4時の分までチケット全て売り切れ。さすがだなあ。少し甘く見てました。その時点で、午後1時ちょっと過ぎだったので、仕方ない、他の映画を観ようと選んだのが「ぼくセザール10歳半1m39cm」という長い題名の…

■古井由吉「野川」を読む。ヨシキチ文学初体験。老人文学・・・ってゆーんですか? 老人といっても主人公60代前半だからまだまだ・・・。初老文学? 友人の、若かりし頃の性体験が如実に綴られていたり。でも、ちょっと、この夏の暑さを前に押され気味ではあ…

■「ことばは届くか」という本を読んでます。上野千鶴子と趙韓惠浄による往復書簡。ふたりとも、「フェミニスト」で、いたるところに「あ〜あ、男って」という慨嘆が見られます。まあ確かに、ここに出てくるようなバカで粗野な男が現実にいるのだとしたら(い…

ちょっと口語文。

■未確認情報なのだけれど、高橋源一郎が伊藤比呂美のお兄さんってほんとうですか? てっきり彼らは昔つき合ってたのだとばかり思い込んでいました。もしこれがほんとうなら、私の中で「水村美苗と岩井克人は夫婦」に次ぐ「へぇー」だ。あの時代(80年代?)…

■伊藤比呂美「ラヴソング」を眺める。詩とエッセイと(表題の)ラヴソング、そして創作から成る本。著者談によると、なにやら家庭がゴチャゴチャしている最中に書かれたものらしい。前書きに「どれも、これも、あんまりつらくて、長い間、読み返すことができ…

暑いから、ひねもすのたりくらりな休日。 「ダ・ヴィンチ・コード」通読。ふむ。なるほど。確かに、知的興奮は味わえますね。特にダ・ヴィンチの「最後の晩餐」のくだりは(以下略)。つーか、ここがこの本の最大の売りなんだろうなあ。まさか、あのイエス・…

パラパラと、昨日読み残した「広告批評」のインタビューを眺める。高橋源一郎対中原昌也。and平野啓一郎。なるほど。確かに夜の7時に74歳AV女優の性交シーンなどテレビで流したら日本も変わるかもしれない。けれども、実のところ、今の大衆が求めているのは…

小池昌代「感光生活」読了。おもしろかった。ただ、ここに折り込まれているさみしさは、異様にリアルで、そこが少し重いといえば重かった。不快な重さではないのだけれど。確かに、トイレで尻を出すのって、かなしくてさみしい・・・(センチメンタルか)。…

行きの電車で小松成美「イノセンス」読了。「経済のニュースがよくわかる本」の著者細野真宏は、案外一筋縄ではいかない人物かもしれない。ちなみに、この本全体を通じて「友達になりたい」と思ったのは宮本恒靖がトップだった。サッカーに関してはまるっき…

真夏日が30日以上続いているとの報に朝から萎える。 行きの電車の中で「はじめての構造主義」読了。ミーハー気分には浸れずじまいだった。 帰りの電車で小松成美「イノセンス」を読み出す。1970年前後に生まれた著名人へのインタビュー集。今日読んだのは以…

普段と変わらない朝。電車の中でよしもとばななの「High and dry(はつ恋)」を読む。いいなあ、初恋のひととデートできるなんて。ここに載っている絵には正直あまり惹かれなかったのだけれど(水森亜土の絵かと思った)、でも、対象読者たるローティーンに…

反応があった。嬉しいなあ。 http://d.hatena.ne.jp/maesan/20040801 ところで、更なる本音をいうと、カテゴリーにとどまらず、見出しというのにも少々引きずられている感がある。別に、最初に見出し(タイトル)を決めてから書き出す、なんて小説家のような…