2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

しるしをつける

「ふーむ」とまじめに感心したのは昨日の毎日新聞に載っていた丸谷才一「好きなもの」ベスト3で、堂々1位に輝いたのが、「芯のやわらかい鉛筆」(以下略)でした。 これは本を読むとき、気に入った所、大事な所に引くためのもの。水いろとか桃いろとか草い…

もったいない……

岸本葉子の新刊に、「ぼんやり生きてはもったいない」というエッセイ集があります。この題名に惹かれて、手に取ってみました。 一読し、この本に、何ら悪い感情を抱きようがないことに気が付きます。むろん、岸本葉子が綴る文章の清澄さにも。 ただ、と断っ…

「わたしの外国語学習法」

押入れの奥底から引っ張り出してみました。2000年刊行の文庫本。著者のロンブ・カトー氏は、見返しのプロフィールによると、 5カ国語の同時通訳者、10カ国語の通訳者、16カ国語の翻訳者 だそうで。(ちなみにハンガリー人。) ほえー。すげえなあ。あやかり…

今更メモ

あ、そうか。 手塚治虫の「奇子」って椅子から取ってきたんだね。

「フラワー・オブ・ライフ」(3)

このマンガって、よしながふみのボーイズラブに対するエクスキューズ(表紙のミスリードを含め)を表しているのかと思っていたのだけれど、それよりむしろ、『愛すべき娘たち』に出て来た、「分け隔てなく人を愛す」という精神を真面目に踏襲してるという方…

ある疑問

あごが外れる、腰が抜けるというのも、もしかしてネッシーと同じくらいに幻? 見たことないんだよなー、幼い頃に読んだマンガ以外で。それだけ刺激に乏しい生活してるってことかな。いや、でも、テレビや雑誌でも見たことないんだ。やっぱり幻? それとも何…

「橋本治が大辞林を使う」

橋本治が大辞林を(というか辞書全体を)どのように使っているのか確かめたくて繙いてみました。2001年刊の本。比較されるは、日本語の「権威」となっている広辞苑で、「あーもう何でこっちばっかが正しいってことになってんだよー」と苛立っている橋本治の…

あの日の山田詠美

ああ、今日もいい汗かいたとスポーツクラブの浴槽にのんびり漬かっていたら、遠方の、サウナに設置されているテレビになにやら見知った顔が映っています。んー、誰だっけ、とぼんやり思いを巡らせていたら――心底おどろいた、まさか、こんなところで眼にする…

不倫日記

http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/kazoku/20060402sy11.htm 最近義兄が、姉の遺品の中に、10年前の日記が出てきたと言って、365日分をワープロでプリントして、私と妹に送ってきました。姉が不倫していたことが記されていました。 兄は烈火のごとく怒り…

春の子宮

商店街で「春、子宮力をアップ」なる文面を謳いあげている看板を目にしました。 ははあ、これはいわゆる「女は子宮で考える」に類する自己啓発関連の看板かな? と思ったのですが、よくよく見ると、純粋に「妊娠力を上げよう」といった至極真面目なものでし…