2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉が感情を引き起こす

人並みに、カテゴリー別にものを書いていこうとしてみたのだけれど、どうにも、駄目だ。内容、ではなく、形式に激しく規定されてしまう。書きたいのか書きたくないのか自分でも分からないのに、例えば[music]などというカテゴリーを作成してしまうと、自然と…

仰向け犬

dog

「やあ、元気になったかい?」と玄関に出迎えに来た千夏さんに尋ねるも、そのままUターンして自室(なるものがあるのです、一応)に戻ってしまった。まだ本調子ではないらしい。 ところで、この仰向けに寝る犬の画像だが(http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?img…

情報遮断

千夏さんの避妊手術の日。仕事から帰ってきたら、腹に包帯を巻きあおむけで寝ている彼女の姿が目に飛び込む。ひとまず、無事で良かった。ほっと胸を撫で下ろす。中には、「特異体質」、つまり、麻酔に過剰に反応してしまう犬もいるということだし。にしても…

「真っ赤なウソ」

養老孟司の新刊。といっても、これまた講演会を元にしてできた本だから、ある種「バカの壁」に近いかな。つまり、養老センセの筆により書かれた本じゃないということ。死体、宗教と語っていることはいつもと同じ。賛成するところもあればそうでないところが…

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中島らも死去のニュースにただただ驚く。おかしな妄想もする。そこに、おそらく本気でファンだったひとの文章に触れ、自粛する。合掌。

サムライの本

甲野善紀と井上雄彦の対談本「武」。互いが互いに尊敬の念を抱いているのがひしひしと伝わる。ウォーミングアップにあまり意味はない、等の文章を読んで、文字どおり「目から鱗が落ちる」。実践するかどうかはわからないけれど。 昔、週刊朝日の似顔絵塾に甲…

生中曽根

仕事帰り、八重洲ブックセンターで中曽根康弘を見る。新刊のPRをかねてのサイン会。整理券は行った時点で既に売り切れだった。エスカレーターに乗り、わざわざ2階からその姿を眺める。特に思い入れのない人間からは、髪の薄い、ふつうの好々爺として目に映…

眠れぬ夜にかんたんな読書

よしもとばななの新作「海のふた」。読売新聞連載当時から読んでいて、今回あらためて全編に目を通してみました。夏にふさわしい読書だ。仕事に対する我が身の姿勢をふと振り返ってみたり。そうだよなあ、別に大量のお金はいらないから、自分の好きなこと、…

「続 明暗」読了

ふう。おもしろかった。はっきりいって私が今年読んだ本の中で十指に入るおもしろさだ。(どうして絶版なんだろうね?) 昔の恋人清子の後を追って主人公津田は温泉宿に赴く。そこで本編は途切れて、さて水村美苗はどう繋いでくるかと手ぐすね引いて待ち構え…

「続 明暗」読み中

前に、朝日新聞の読書欄「自著を語る」(だったかな?)のコーナーに水村美苗が出ていました。その時取り上げられた本は漱石「明暗」の続編「続 明暗」。水村美苗流に津田や清子のその後が書かれているという。かなり力の入った作品だ。なんといっても、文体…

「シュレック」なしか・・・

「ハリポタ」も「スパイダーマン」もなかった。/「69」は草野満代が取り上げてる。「哀しみも痛みもない、ただノー天気だけ」とはおすぎの弁。そして筑紫哲也が監督を擁護し、「もっとちゃんとした脚本書かなきゃ」とはやっぱりおすぎが・・・。あ、「ドリ…

おすぎウォッチャーになってる

「マッハ!!!!!!」でしんけんに興奮してるよ。スカッと、するかな。「デビルス・バックボーン」って映画は今回はじめて知った。スペインのホラーだそうだ。

あ、「バレエ」か

おすぎ曰く「バレエをすることと恋愛をしているところが見事に融合している」だそうです。

久々に見た筑紫哲也はずいぶん頬がふっくらしていた

なんでおすぎだけ「さん」付けで字幕が出てるんだ? 「バレー・カンパニー」はおもしろそうだけど、あまりにおすぎの名前が前面に出ているとかなり観るのに躊躇するところがある。

比べちゃいけない

今回の芥川賞の選考会を、村上龍は欠席したらしい。理由、書き下ろしを執筆中のため。週刊新潮で福田和也が怒ってました。いったいどういうつもりなんだ、小説家としての力量が足りないから、こうした「文学賞の選考」といった仕事がおろそかになるんだ、と…

蟻とキリギリス

昨日、「サイゾー」におけるカヒミ・カリィの記事(by辛酸なめ子)を読んで、いったい自分は何のために貯金をしているのかとしばし考え込んでしまった。入院費? 老人ホーム代? ・・・将来の出費に向けて、がとりあえずの理由なのだが、うーん、なんかここ…

備忘録(イメージと共有)

平田オリザ「演技と演出」より。 演劇は、現実に近ければリアルになるとは限らない。観客とのイメージの共有ができた時に、初めてリアルな世界が、観客の脳に立ち上がってくるのです。 しかしそのイメージがあまりに現実と乖離していても駄目とのこと。あく…

ぼくが嶽本野ばらだったら絶対日傘を手放さなかったに違いない一日

布団の中でうだうだしながら笙野頼子「片付けない作家と西の天狗」を読む。今さらながら、ここでさんざやり玉に挙げられている「元ロリコン雑誌編集者」とはO.Eのことだろうか、と首を傾げつつ思う。名前を出してはいけないという規制が働いているのだろうか…

行列のパーツ

昨日の「茶の味」はひとりで観に行ったのだけれど、待ち時間がけっこうあって、ああいうときに連れがいないのはきついなーと正直思った。まあその退屈さをあまりあるおもしろさだったからよかったのだけれど、もしこれで「選択失敗!」的作品だったら、ちょ…

でっかいひまわり

3年前に「千と千尋の神隠し」を観た時、「ああ、これはぜひ体に取り込みたいなあ」と思った。つまりは「自分の体と一体化させたい」と。その結果、劇場で5回観ることになるのだが(DVDは買わず、テレビ放映版も観ず)、昨日観た「茶の味」にも、ちょうど同…

似合ってるかな

新しく眼鏡を購入。いま流行り(?)の韓国眼鏡だ。「どう、この眼鏡」と久々にあった祖父*1に聞く。しばし黙った後、彼曰く「なんだか、近代的だね。」近代的。このひとことでよしとしよう。 *1:明治45年生。

誇っていいと思う

香十でお香を買う。檜の香りだ。ほんとうは白檀の香りが欲しかったのだが、間違って手に取ってしまったらしい。そもそもこうした「お香生活」を始めたのは、両親共に関西出身の千夏嬢(柴犬、雌、生後六か月)対策で、まあつまりまだトイレのしつけが完璧に…

卒業テストより大切なこと

http://www.commonsonline.co.jp/iraq.HTM ちょっと驚いた。出るか出るかと思っていたがまさか本当に出るとは。

いま帰宅

生後六ヶ月の犬との散歩は北朝鮮との交渉並に難易度が高い。一緒にするなってか。(どっちが?)

ABC全店閉鎖

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040716-00000281-kyodo-ent ごめん。正直なところを言う。青山ブックセンターの楽しみ方は結局最後までわからなかった。特に本店。あまり慣れてないせいか、見やすくはなかった。よしもとばななのサイン本はゲットした…

東北の友

過去に一度だけ花巻に行ったことがある。宮沢賢治のイーハトーボ。バスから眺める田畑があまりに美しくて、ああ、こういうところで暮らせば心も体も健康に過ごせそうだなあとしみじみ思ったものだ。 伊坂幸太郎氏は千葉の生まれなのだけれど、大学時代から東…

及び腰

言い繕いの技術を見たかったのに、はぐらかされた気分だ。 ふだんあらゆるひとにそうした「言質の責任」を追求しているのだから、今回どのような手を用いて“生きた見本”となってくれるのかと期待していたのに。(そもそもその手の言語構築は出版社員の御家芸…

大森、豊崎のフレッシュなコメント

http://media.excite.co.jp/book/news/topics/089/p09.html こんな地味な結果じゃ盛り上がらないよね。 まあ確かにね・・・。っていずれも未読だからそう大きな口は叩けないのだが。石原シンちゃんが活躍したのかな。前回はずいぶん不満だったらしいし。 今…

ふたを開ければ

第131回芥川賞はモブ・ノリオ氏の「介護入門」に決定。 http://www.bunshun.co.jp/award/index.htm 結局彼らの予想が当たったってことだね。 http://www.excite.co.jp/book/news/story/?channel=0002&code=00021089261168 http://media.excite.co.jp/book/ne…

王太郎vs幸太郎?

http://media.excite.co.jp/book/news/topics/089/p08.html 「メッタ斬り!版 芥川賞、直木賞選考会」より。 第131回は、芥川賞・舞城王太郎、直木賞・伊坂幸太郎の太郎コンビの受賞にすべきでしょう。 なるほどー。これは盛り上がるだろうなあ。でも、ここ…