2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

肩甲骨

「姿勢をよくする」というのを、「背筋を伸ばす」より、「肩甲骨と肩甲骨を寄せる」との指示に沿った方が、何となくピンとくるようになりつつある今日この頃であります。コナミのせい(?)ですね。というわけで、今も、比較的、いいんじゃないかなあ……と思…

新潮文庫の多和田葉子

……ときに、どうして新潮文庫から多和田葉子の本って出ないんですかね? 謎だ。「ヒナギクのお茶の場合」とか「球形時間」とか、個人的には背表紙はオレンジ色がいいなと何となく思っているのだけれど、まあそれはともかく、実に不思議です。何か、ポリシーあ…

「カタコトのうわごと」新装版

んん。週末に、丸善本店ふきんをほっつき歩いていたのだけれど、金井美恵子の「楽しみと日々」は入手できませんでしたよ。かなしいな。かわりに――といったら何だけれど――多和田葉子の「カタコトのうわごと」新装版が並んでいたので、よろこんでカゴに入れて…

鼻うがいを断念する

真面目に続けていれば、来年の春は、もしかすると快適に過ごせたのかも知れません。だけれども、実生活で、鼻づまりが治ってくると、どうにも、さぼりがちになってしまいます。そして、そのまま、フェイドアウト……。すみません。実験者として、やくたたずで…

気がつくと、地上波で「デスパレートな妻たち」がいつの間にか始まっていた

ああ。見ましたよ。正真正銘のパート1。今年に入って、パート2の後半から見始めていたので、そのラストがいまいちしっくりこなかったのが、このパート1の初回を見て、ようやくすっきりしました。なるほどー。顔からすると地味なのに、あの配管工のマイク…

元凶としての山県有朋

橋本治「二十世紀」を、ようやく「1945年」まで読み終えました。ふう。つかれた……。というのは、ひとえにこちらの基礎知識に不備によるもので、けっして本書に責があるわけではありません。はい。読みやすいことは、例によって、読みやすいです。読みやすい…

叱咤文

「橋本治という行き方」より。 べつにスポーツには限らなくて、なんでもそうだけど、「自分のやっていること」は、あんまりたいしたことじゃない。「たいしたこと」というのは、「自分のやるべきこと」だ。「自分のやっていること」の向こうに、「自分のやる…

「SONGS」初回を見たよ

出てましたね。竹内まりや。昨日のNHKに。今回のアルバムは、そうとう力入れて売ろうとしてるということなのでしょうか? 番組自体への感想は特にないけれど(でも、NHKでなければ成り立たなそうな雰囲気ではありましたね)、たぶん、買う……ことになるんじゃ…

発見

大江健三郎の「宙返り」に、自分の足の爪の形に、半世紀以上経ってようやく気がついた男の記載があるのだけれど(それはつまるところ、本人の病気や恋人との関係が大きく影響しているらしいのだけれど)、ぼくもこの間、自分の身体で、33年間気がつかなかっ…

リニア文

川上弘美による、吉田修一「悪人」評。 http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20070409bk0a.htm こうした、ある一定量を超えた改行なしの文章には、きちんとそれ専用の名前をつけてもいいような気がします。音楽用語みたいにさ。ってよく知らないんだけれど…

「目白雑録」文庫版

むかし読んだ本とは言っても、出てくる固有名詞(特に横文字)については相も変わらず不案内だから、やっぱり楽しんで読むことができますね。金井美恵子の「目白雑録」。装いも新たに(←定番フレーズ)文庫版で登場。単行本も持っているのだけれど、そして、…

鼻うがい継続中

効いているのかなあ……。わかりません。正直に告白します。薬も相変わらず併用してます。ただ、生理食塩水(略して「せいしょく」)を手早く作る技術だけはこの数週間で格段にアップしましたね。

「黒い眼のオペラ」

ある意味、谷崎「陰翳礼賛」よりずっと「陰翳礼賛」な世界ですねえ。舞台マレーシアだけど。道で行き倒れた男を介抱していく内に、あれれれれ……とその男の魅力にすっぽりと嵌って抜けられなくなる男のエピソードというのは、やっぱり蛍光灯の明かりがそこか…