2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

キャラバンは何処に

ありとあらゆる種類の言葉を知って、何も言えなくなるなんて、そんなバカなあやまちはしないのさ――と高らかに歌っていたあの男の子はどこへ行ってしまったのだろう? 押入れを探ってみたけれど見つからない。ううう。まさか売りに出してはいない筈だし、ああ…

夢とか希望とか

作文の時間に、「将来の夢」というテーマを与えられ、はたと困る人、嬉々としてマス目を埋める人と、色々いたとは思うけど、少なくともみんな、二鳥修一くんが、「先生 ぼく おっきくなったらきれいな女の人になるんです」と書けなかった気持ちはわかると思…

ananを買ったよ

今回のananで、ぼくははじめて夏目ナナなるひとを知りました。まさに「へぇ〜」だ。成宮氏も、あのくらいまでさらけ出してもよかったのにね。 そういえば、昔、池内博之が脱いだ号も買ったことがあるなあ。――と思って調べてみたら、なんと5年前の出来事でし…

町田康の「真実真正日記28」

書店でぐうぜん講談社の冊子「本」(無料)を手に取る。町田康の「真実真正日記」なるものが載っている。読む。そして、思う。 ――ああ、くだらねえ。なにが「真実真正日記」だか。つーか、この「日記」前から連載されてたんですか? されてたんですよね? さ…

細雪(中)

特に筋がない、というのが「細雪」の定説となっているようだけれど……そうかなあ? 中巻で、にわか浮上してきたのが、四女妙子の恋愛模様。ははあ。若かりし頃駆け落ちまでして(しかも、新聞にまで書きたてられまでして)、いちおう現在も付き合っている金持…

フリースタイルvol.2を買ったよ

巻頭企画・私たちの「少女漫画」。鼎談メンバーにやまだないと、よしながふみ、福田里香を迎えています。 まあ、何はともあれ、よしながふみのこの発言からピックアップしていくべきかな。 〔略〕私、少女漫画って一様に言えるのはやっぱりマイノリティのた…

イライジャ・ウッドにゲイ疑惑?

web

ああ、これって前にぼくが紹介してたやつっすよね?(→●) ウッドはこの“噂”について、法的に止めるどころか、噂を笑い飛ばすことで楽しんでいるようだ。トーク番組に出演した際も「“イライジャ・ウッドはすごくゲイ”なんていうサイトもあるんだ。これは僕の…

業務連絡

はっ、と気付けばこの日記、「アッコちゃんの時代」ネタで来る人が多数を占めるようになってます。川添象郎、最上恒産、魔性の女に風吹ジュン……。ふふふー。いや、俺、「アッコちゃんの時代」は本として楽しく読んだんだけど、さほど、実際のモデルには詳し…

メンズグルーミング#4

あ、男子の場合は、もしかすると同居人にやってもらってるという可能性があるか。いや、もちろん女子でもその可能性はあるのだろうけど。ん。ん。ん。ん。

メンズグルーミング#3

ふつうに道を歩いていると、「若者」のカテゴリーに入る人間は、だいたい眉を整えているように見えます。昔わたしがいた職場でも、自分より下の世代の男子は、全員、眉に手を入れていたと断言してもいいでしょう。彼らにとっては、別に、改めて考えるまでも…

メンズグルーミング#2

わたしは1974年生まれで、解剖学的には男だ。1度、理髪店で眉毛を剃ってもらったことがある。だが、眉毛をいじったのはそれ1度きりだ。以後、2度と自分の眉に処理を加えたことはない。つまり、そのときの出来上がりが、少々(というか、かなり)こちらの…

メンズグルーミング

他人の眉のアップなど、そうそう見る機会などありません。ましてや、男子の眉毛など。というわけで、「情熱大陸」に出ていたオダギリジョーの眉毛は、なかなかこちらにとっては絶好のサンプルだったわけですが(そうか、男子の細い眉毛というのも、ちゃんと…

深読みのタイトル

松浦理英子と笙野頼子の対談集「おカルトお毒味定食」より。松浦理英子の発言を抜粋する。(ちなみに、1994年3月においての対談です。) 私と笙野さんのデビュー時の共通点を発見したんです。二人とも、タイトルからして、これは売れないなというタイトルで…

猫といえば、これですね。

ISBN:4309014046 あ、そういえば、これもあるか。 ISBN:4101010013 これとか。 ISBN:4592880617 忘れちゃならない。 ISBN:4091400019 ちなみに、わたくし、一応“犬派”に属する人間であります。

ねこぶくろ

ああ、キーワードにもなってるんですね。 先日、はじめて池袋の東急ハンズに行って、やはり驚きました。これの存在には。正直、「動物虐待」なる語も頭に浮かんだ。しかし、レジ付近にいる、ねこぶくろ専属と思われる猫は、なんだか悠々としていて、ちょっと…

招き猫の日

cat

へえ。2月22日は「にゃんにゃんにゃん」で猫の日だとか。有名なんですか? わたしは知らなかった。そして、9月29日は「来る福」と読めることから、「招き猫の記念日」とされているらしい(→●)。ふふー。来る福か。欲しいなぁ、福。 というわけで、オ…

iPodが不調なのだ

iTunesをバージョン5にしたら、とたんにiTMSで購入した音楽がiPodで聴けなくなりました。あちゃー。これは困った。どうしたものかとアップルサービスセンターに電話したところ、「現時点ではどうしようもない」とのこと。要するに、Power BookのOSが古いん…

うえの・ちづこ書店

これだけ読めば、あなたも上野千鶴子とのケンカに勝てる ……か。いや、別に氏とケンカするつもりはないけれど。でも、必要に迫られた際の論理武装用にと、ちょこちょこと物色してまいりました。 買った本。 ゲイ・スタディーズ (ISBN:4791755553) クローゼ…

「細雪」(上)

30を超えて、はじめて手にする。なるほどなあ。前にも言ったけれど、「豪華絢爛」というのは、小説を読み進める上で実に大きな力になりますね。 と言いつつ――ふふー、トイレで独り言を言うおじさんの描写にはかなり笑えました。そりゃ、驚きますよね。いき…

non-no×ガルシアマルケス

電車の広告を眺めてたら、「non-no×ガルシアマルケス」なるフレーズが眼に飛び込んできました。へぇー。いったいnon-noとガルシア・マルケスがどのようなコラボレーションを展開するのだ? と興味津々、近くの書店で立ち読みしてみたところ、何のことはない…

筒井康隆のナレーション

「メゾン・ド・ヒミコ」のサントラを聴いてます。やはり、最初のナレーションは筒井康隆氏のものでした。ふふー。筒井さん、うまくなったなあ。 なんとなく、この人って、ホモフォビアのような気がしていたけれど(そしてそれを売りにしていたような気もして…

「親切なクムジャさん」予告編

「オールド・ボーイ」の監督、パク・チャヌクの次回作が予告編で流れてました。その名も「親切なクムジャさん」。ふーん。と、正直、この邦題を見て思いました。どうせなら、言わんとしていることが同じなら、「親切なクムジャさん」より「優しいクムジャ」…

サントラ、買ってしまいました。

メゾン・ド・ヒミコ The Original Soundtrack of “La Maison de Himiko”アーティスト: サントラ,オダギリジョー,コシミハル,サワサキヨシヒロ!,尾崎紀世彦,釜洞祐子,園まり,筒井康隆,高橋哲也,アドルフ・ヘイドゥク,細野晴臣出版社/メーカー: ワーナーミュー…

顔を思い切り崩して泣く柴咲コウはほんとうに可愛い

可愛いっすよね。つーか、「どうしてこのとき彼女は泣いているのですか。その理由を100字以内で答えなさい」なんて設問が出された後、どのように解答するかと制限時間ぎりぎりまで悩まざるを得ないシチュエーションで、うまいなあ、ほんとうに顔をくしゃ…

作中のオダギリジョーには、「ホモ」だの「オカマ」と囃し立てていた男子中学生でさえ惚れる

正直、これは「やり過ぎなんじゃ……」と思わないでもなかったです。リアル/アンリアルの基準でいうと(って、あくまで個人的な感覚だけれど)えーと、「まあ、そりゃ惚れるか」に傾いてはいるのですが。 顎、つかまれているシーンありましたよね。水の入った…

ゲイである、ということに作中でなっているオダギリジョーと、柴咲コウのラブシーンについて

ああ、結局これも、オダギリジョー鑑賞ツールとして映画を利用している女の子向けなんだなあ、とちょっと鼻白んだのも事実です。だって、そうでしょう? 物語上、このふたりが恋仲になる必然性なんてちっともないじゃないですか。なのに、スクリーン上のふた…

メゾン・ド・ヒミコ

観て来ましたよ。ようやく。前々から見たかったのだけれど、やっと体が空いたという次第で。 ちなみに、場所は池袋のシネマサンシャイン。ここにははじめて行ったのだけれど、いや、いい映画館ですね。ものすごくきれいで、たいへん見やすかった。全席指定席…

アンチ・ヘテロセクシャル文学

池袋ジュンク堂書店に行ってきました。ひさびさです。そこで「アンチ・ヘテロセクシャル文学特集」なるものをやっていたので、いろいろと物色してまいりました。 記憶に残っているものをリストアップしてみます。(順不同。) 吉田修一「最後の息子」 三島由…

Elijah Wood is Very, Very Gay

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イライジャ・ウッドのパロディサイト。メッセンジャーバッグをたすき掛けにしているだけでゲイと見做される風潮は、そっか、アメリカにもあったのだな。(つーか、向こうが本場?)

水木しげる雑感

ユリイカ「特集・水木しげる」(ISBN:4791701380)を買ってきました。わー、なんていい人なんだ、京極夏彦って、と、彼の代表作を一編も読んでない人間にもそう思わせる飾り気のない人柄を味わうことができます。冒頭の対談でね。つーか、単なる水木しげるフ…