2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アートの仕事

真面目に馬鹿をやっているというのは、自分にとってけっこうな褒め言葉で、 それを会田誠流のわかりやすい言葉に言い換えると、こういうことになるかと思われます。 魅力的って、なろうとしてなるもんじゃなくて、結果としてなるものだから難しいんだと思い…

ジョージ・マイケル 素顔の告白

ワム!といえば村上朝日堂の文庫ではじめてその名を眼にしたくらい。 だから、あまりミュージシャンとしての足跡には感情移入できなかったのだけれど、 (ただし、フレディ・マーキュリー追悼コンサートは別。あれは、さすがに、凄かった。) 恋人の死や、レ…

pen「ポップ・アート宣言!」

今週末より公開される映画『RIZE』。 んー現時点では面白いのかどうかわからないのだけれど、 この雑誌に載っている監督の撮った写真を見ると、ちょっと興味が湧いてきます。 http://www.davidlachapelle.com/ つーか、Bjorkってばどこに行ってもBjork……。

ミッキーマウスのプロレタリア宣言

うわーい。アジテートされまくり、っと。 この国の文物は、自分たちが犬やネズミであることを隠し、 あるいはゴマかして癒し、忘れさせるためにある。 だから思想や学問研究だけでなく、小説、アート、音楽から、 新聞、雑誌やマンガ、テレビ、ネット情報に…

ニューズウィーク「ゲイ in Japan」

どうせこんなこと言うと人格疑われるんだろうな……。 でも、言いますね。ただし、小さな声で。 おーい、そんなにアナルセックスを白眼視していいのかー? 同性愛がタブー視される背景には、同性愛に対する無知がある。 ゲイといえばアナルセックスを連想しが…

THE 有頂天ホテル

WOW-頂天ホテル、か。 知りませんでした。 いい題名だ。 好き好き。 ――と、私事ですが、 先日、この映画における役所広司副支配人のような状況に陥る破目となり、 (恋愛事情ではないけれど、ちょっと「性」ネタは含んでる……) ああ、戸田恵子マネージャーや…

何はさておき

これで都合3回、ナンシー関による宮藤官九郎の容姿評を読んだことになります。 1回目は雑誌掲載時。2回目は単行本刊行時。そして今回、文庫本刊行時。 そのたびごとに、抱く感想は違っているのだけれど、 今回は、「ははー、別にナンシー宮藤官九郎を貶して…

みずうみ

集団の暴力により損なわれた幼い魂がいかにして恢復の軌跡を辿っていくか? というかなりに思いテーマを扱っているので、 決して読後感はすっきりさわやかというわけにはいかないのだけれど、 それでも、文章に緊密感があって「ああ、読んでよかったなあ」と…

『さくらん』も映画化?:同上

06年以降に実写映画化が決まっているマンガは、 羽海野チカ『はちみつとクローバー』、安野モヨコ『さくらん』、ハリウッドで浦沢直樹『MONSTER』、岩明均『寄生獣』など多数。 ――2005年マンガ関連ニュース ふうん……。 そういや昔『SPA!』で『うる星やつら』…

男性誌掲載の女性マンガ家:同上

例年のごとく「今年のオススメマンガ」を挙げていて個人的に驚いたのは、 自分が選んだ作品に男性誌掲載の女性マンガ家の作品がとても目立ったことだった。 最終的にベストに挙げきれなかった作品も合わせて列挙する。 「働きマン」(安野モヨコ/講談社『週…

呉智英の『ともお』愛もいい味出てます:同上

小田扉『団地ともお』は、連載開始以来全くペースが落ちていない。 一回として駄作がないと昨年書いたが、未だに駄作が一回も出ていない。 掲載誌「スピリッツ」で、『ともお』だけは三回読む。 すばらしい才能である。 南(信長) 呉智英さんは、『団地とも…

よしながふみ『大奥』を巡る様々な意見:このマンガを読め! (2006)より

……『大奥』は久しぶりに凄い!と思わせる作品でした。 これを沢山売って色んな人に知って貰おうと思い恐ろしい量仕入れたんですが、 それがほぼ売れてしまったことに驚きました。 ――渋谷孝 ブックファースト渋谷店 ふーむ。いい話です。 自分の好きなマンガ…

ロード・オブ・ウォー

武器商人の映画かあ。 ということであまり期待せずに観に行ったら意外に面白くちょっと驚いた。 ってまあ面白いというと語弊があるのかもしれないけれど、純粋にひとつの映画作品としてみた場合、 金を払った甲斐はあったかなと素直に思えたという話っす。 …

王国その3 ひみつの花園

正直、このシリーズが始まる前には、 「王国」という題名からけっこう大きな話を期待していたのだけれど、 意外に最後は小さくたたまれた、という感じ。 よしもとばなながゲイにシンパシーを感じる必然性は皆無だと自認しつつ、 それでもここに出てくるふた…

ALWAYS 三丁目の夕日

あまり、他人の不幸をネタにして言うのもあれなんだけれど、 ついつい、実生活での吉岡秀隆と、この映画での吉岡秀隆の役柄がダブってしまい、 より涙腺の緩み具合に拍車がかかったのは否めないところです。 「純くん」の縛りは、彼自身だけでなく、観客であ…

スクールデイズ

う、わー。た田辺誠一の上半身が……。 と、本筋とはあまり関係のない箇所で驚いてしまいました。 あれは、わざとだったのだろうか? 笑いを取らんがために自らの肉体を差し出す男。 見上げた役者魂、と感心するべきか、 あの裸を見た後では、「ハッシュ!」の…

キング・コング

「Dr.スランプ」のクレイジー・ハネムーンの章って、そうか、「キング・コング」を換骨奪胎したものだったんだ。 と20年目にしてようやく気がつくことができました。 よかったよかった。 ピーター・ジャクソン監督がインスパイアされたという33年度版には目…