2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

裏平家

『院政の日本人』読み中。双調平家物語ノート2 院政の日本人作者: 橋本治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/07/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (16件) を見る 後白河上皇は(ここでも)元気だなあ……。 ーーーーー 関係ないけど、…

アパシー

あら。ルース。君はいつの間に日本にやって来て馬車に乗っていたのか。と、毎日毎日、寸とも変化する様子を見せない宮内庁の馬車情報ページを(それこそ雨にも風にも夏の暑さにも負けず)チェックし続けていた身としては、このとつぜんの来訪に、心底びっく…

美と羊

<ところで、「美」という漢字はどのようにして出来たのか。> 「この字は中国でも砂漠地帯の人たちの間で生まれた字で、彼らにとって羊が大きいということは素晴らしいことだったので、羊に大きいと書いて美なのです」という嘘か本当か分からない説明を受験…

K2

しかし「矯正」という言葉の「正」の字にいちゃもんを付けておきながら、その直後に、「修正」という言葉を無自覚に用いてしまう不用意さというのはいったい如何なものだろうかと、前回書いた文章をふと思い返し、真夜中、2時間ほど眠れなくなる。こういう…

誘導(言い換え)

端的にいいますね。もう、利き手を扱っている文脈で、「矯正」って言葉をつかうのは止した方がいいじゃないかなあ。ほんとに。「矯正」「矯正」って、それ正しくないから。むしろ、やられた方としては「強制」(←洒落に非ず)としか受け止められないから。同…

ウェールズの左

左手で民草に手を振る天皇をあなたは想像できるか? と問われても、天皇の利き手になんて興味を持ったことなどいちどもなかったし——当今はもともと左利きだったとWikipediaに書いてあるけれど(しかし「とうぎん」と入れてもATOKですなおに変換されないのは…

また会えた

ロングスリーパーとはまた趣が異なるのだろうけれど、そういえば「三年寝太郎」ってのがいましたね。日本には。そしてまた、これも趣が異なるのだろうけれども、「野比のび太」とか。 ——というわけで、「ああ、帰ってきたんだなあ」と小学館の手法にまんまと…

多寡

日本の著名なロングスリーパーって誰でしょう? いち早く名乗り出てくれば、「(日本の)ロングスリーパーの象徴」として、今後も世間に認知され続けることと思います。 とかいって、いちおうぼくの記憶に残っている限りにおいては、丸谷才一と山田詠美がそ…