2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『パートナーシップ・生活と制度』読了

でもって、シヴィル婚って何? という疑問から手に取った書。2007年。緑風出版刊。杉浦郁子他編。はーなるほど。要するに、結婚じゃないんだけれど、結婚と同じような権利をふたりひと組で享受できる法……って理解で、正しいんでしょうか? この前ニュースで…

『ゲイ・マネーが英国経済を支える!?』読了

面白いなあ。ちょっと、ステロタイプの轍を踏んでいる? とドキドキさせるような箇所はあるのだけれど、そうしたドキドキは、もちろん織り込み済み、んでもって、笑いを取るという高等技術にきちんと成功している。と、ぼくは思いました。いや、「経済」につ…

『本を書く人読まぬ人とかくこの世はままならぬPART2』読了

なるほどなあ、と感心するのは、憤りをそのまま表現するより、その憤りを感じた内実(滑稽さ)の方を表に出す方が文章としての効果が高い、という説においてなのだけれど、まあこれも——月並みなようだけれど——誰もができるわけではないよなあ。少なくとも、…

分離

なんで関係のないところで「ウキウキウォッチン」やら「サングラス」やらのイメージが勝手に頻出したのかというと、自分で書いた「夕刊」の「刊」の字が、「モ」と「リ」に分離しているように見えたからだとわかったときには、いちおうはすっきりしたものの…

温冷浴(スタンダード)

1分間ずつ、冷浴と温浴とを交互に繰り返す、というスタンダードに結局は落ち着きつつあります。それを7回ほど。(余裕があれば11回ほど。)サウナは、えへへへ……どうもね、けっこうつらいものがあるんだ。いや、そこで流されている、ある種のテレビ番組が…

「冒険王・横尾忠則」展

横尾忠則氏のイラストレーター時代の原画(ペン画)を生で見る、という機会が今までなくて、だから、今回のコンセプトである「冒険王」はきちんと楽しみつつも、どうにも、そちらの存在の方にかなり気を取られていました。なかでも、んー、これは、と唸った…

『本を書く人読まぬ人とかくこの世はままならぬ』読了

結局、図書館で借りて来ました。1989年。日本文芸社刊。金井美恵子著。なかでは、「ブック・ガイド」批判なんてものが掲載されてはいるけれど(というか、全篇がそんな趣になっているような気がしないでもないけれど)、それでもやっぱり、ここで取り上げら…

『細雪』のabjection

金井美恵子著『小説論——読まれなくなった小説のために』読了。87年に岩波書店から出ていたものが、このたび朝日文庫で登場。面白かったっす。もういちど読みます。(朝日文庫関係者の方々、次は1989年の『本を書く人読まぬ人とかくこの世はままならぬ』を、…

「鳥のビオソフィア」展

昔、小学校に置いてあったマンガで、美少女がカラスに眼球をほじくり出されるというのがあったのだけれど、そんな、もう2度と思い出されることはないだろうといった記憶をふたたび浮上させることとなった展覧会であります。4本脚のニワトリの写真などあり…