――川上弘美の句ですね。とくに今年の春はそうした者が闊歩しそうな予感が濃厚にしています。

上野にちょこっと行ってきました。まだ桜には早いみたいです。んー５分咲きといった程度か。ほんとうは、国立博物館で行われている「ダヴィンチ展」を見ようかと思っていたのですが、あまりの人だかりに入場を断念しました。せざるをえませんでした。すごい…

あ、そうなんだ。と、橋本治「二十世紀」を読みながら感心したのは、「平塚らいてう」の読みに関することです。平塚らいてう、と書いて、ひらつからいちょう、と読むんだ。そうか。そうか。そうなんだ。いや、この人の名は活字でしか見たことがなかったので…

「二十世紀」「双調平家物語10」「雨の温州蜜柑姫」。橋本治トリプル状態。 「そうか、ちょっとずつ自分を作っていってもいいんだ。人と話をするということは、“私はこういう人間でありたい”というアピールをして行くことで、アピールした分だけそういう人間…

山下達郎リコメンド、であります。鼻うがい、やっております。先週の日曜から。うがーと声を出しながら、鼻に入れた塩水を口から出すという、わかる人にはわかる、「鼻から豆乳」の逆バージョンで。――いやー、もうこれをやってから体調がよくてよくて、と、…

今年に入ってから、つまりは、開始時間が夜の11時になってから「デスパレートな妻たち２」をわりとしんけんに見始めていたのだけれど――そうです、昨日が最終回だったのです――、あららー、どんな大団円が待ち受けているのかと本当に心底熱烈に楽しみにしてい…

なんだか今月は新聞の死亡欄を見て「えっ」と声を上げることが多いです。３月３日に続き、今日で２回目……。１回でもじゅうぶん多いくらいだ。

ほう。僕も「乱射」をしてみたい――なんて、月並みなことは言いません。つい言いそうにはなるけれど。それよりも、何よりも、この映画の眼目は、やっぱりこのタイトルでしょう。「松ヶ根乱射事件」。漢字７つにひとめ惚れ、です。駄目な親父に駄目な兄貴。そ…

小説云々はさておき、下のような文章を読むと、ああ、せめて机の前には毎日坐っておかなければなあと、ふんどしを締め直す気になります。よぉし、じゃあさっそく、毎日坐るか！ と決意した今日がその初日。2000円の座卓も、隣の部屋に片付けてしまいました。…

「ぼくは将来ガキ大将になるんだ」と言ってお父さんを嘆かせた野比のび太くんは、結局ガキ大将となる未来を選ばなかったようだけれど、子供時代の彼が頭に描いていた、髭の生えた大人が子供に混じってガキ大将を演じている姿というのは、もしかすると――藤子…

相も変わらず、詰まり気味な鼻腔です。ほんとうに今年は少ないんですかね？ 例年より（暖冬なので）到来が早まっているという情報くらいにしか肯けないような気がします。ただ、先週はじめて、空気洗浄機を「花粉モード」で使ってみたのですが、これが意外に…

先客1万人がもらえるといった「バラ１輪」は既になくなっていました。何でも、雑誌のＰＲを兼ねて、川原亜矢子氏が来ていたとかで、ものすごい混雑振り。それでなくなっちゃったのかな？ 「もう背が高くてすらりとしていて」と、店員のおじさんが女性客４名…

おめでとうございます。百歳ですね。プーさんに気付かれるまで誰にも誕生日を祝ってもらえなかったロバのイーヨーも尻尾を振り振り喜んでいることでしょう。（なんつって……。）ところで、僕は先月はじめて、「石井桃子」特集が行われている銀座教文館の６階…

……の正確な意味って、今回はじめて知りましたよ。「墓石に刻んだ文句」のことなんすね。そっか。「著名人の死亡記事」の意味じゃないんだ……。いや、もちろん現在ではそうした（新聞や雑誌での）「著名人の死亡記事」といった意味合いも含まれているんだろう…

あ、そうかと今更ながら気づいたのは、「芋たこなんきん」に柴犬がやたらと出てくるのは、田辺聖子の「しばわんこ」好きに寄っているのもあるんだということです。そうか。おんなじNHKだもんね。いくらでもコラボレーションは可能だもんね。といいつつ、実の…

事前に何も知らされていなかったから、ただただ驚き入りました。そうか。いなくなってしまったのか……。なんだか不思議だ……。少なくとも、読者の側に、生への執着を現さなかった点は、見事であるような気がします。本人の矜持がほの見えるというか。あと。そ…

「蒼き狼」が井上靖原作ではない、だなんて……。