2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧

同時代ゲーム

もうこんなこと知ってる人には今更なんだろうけど、まいっちゃうな、夏目漱石。「坊っちゃん」の3年後に「それから」か。年表見てびっくり。もし同時代に生きてたら「凄過ぎ」って完璧ファンになってたろう。明治人が羨ましい。リアルタイムの羨ましさ。と…

坊っちゃん

ISBN:410101003X じっくり読んだのは今回がはじめて。高校時代、試しに眼を通してみたけれど、いやあ、単に「清が可哀想」なんて感想しか抱けなかった。つまり何も読んでないに等しい。さて、今回の感想はと言うと、なるほど、文章のテンポは「聞きしに勝る…

編集会議04年2月号

ベストセラーのタイトルについて、永江朗が吉本ばなな(当時)の作品群を手放して褒めてます。 最近サブタイトルで内容を説明しちゃう本が多いのも気になりますね。せっかちになり過ぎて、行間を読むとか、余韻を楽しむ余裕がないんですよ。以前は『キッチン…

忘れられる過去

ISBN:4622070537 私的2003年ベスト、伊井直行「お母さんの恋人」評が載ってます。 磯谷、大島、「お母さん」、そして「わたし」は通俗的なレベルとは異なるものでつながりもするので美しすぎると思われるかもしれない。でも読んでいくと、こんなこともあるか…

火星の人類学者

ISBN:415050251X 正月に読んだ「考える人」で、養老孟司が勧めてたので手に取ってみた次第(id:Tomorou:20040101#1072958111)。これは、かなり、キてたなあ。“なるほど”の面白さでした。要するに「病気」の人たちとの交流を描いてるんだけど、うーむ、とに…

週刊文春1月29日号

綿矢りさと金原ひとみのお父さんが出ているのですが・・・軽いなあ、綿矢父。金原父(瑞人氏)と一緒に出てるからよけいにその軽さが際立つというか。いや、もしかすると、娘共々マーケティング能力に長けてるのか。 どこまで能力あるかわからんし、いつ辞め…

週刊新潮1月29日

福田和也の「闘う時評」。まあ当然のように話題は芥川賞の件ですね。はじめに「(ふたりの)作品の質がこの盛況ぶりとつりあうものかといえば、どうも肯きがたい」と書いときながら、もう綿矢りさ絶賛しまくり。 血の一滴も流れないのに残酷で、ほとんど接触…

すいません。なんか昨日の文章失礼だったので一部削除・・・

アンテナ

どうせC級映画なんだろうと思って観たけれど、いやけっこう面白かった。原作知らないのが功を奏した?そんなにオカルト色強くない。加瀬亮くん噂に違わぬ熱演。ついつい同じく「熱演」組の寺島しのぶさんと比べてしまいました。

一九六二

僕が生まれたのは一九六二年で、この年は劇作家と犯罪者が多いと言われています。 上記、平田オリザ「「リアル」だけが生き延びる」より。 この本に出ている「劇作家と犯罪者」ってのを列挙してみると、三谷幸喜、松尾スズキ、宮崎勤、佐藤宣行(新潟少女監…

「リアル」だけが生き延びる

ISBN:4901391445 平田オリザの演劇論。龍センセがつけそうな題名だ。ワークショップのくだりが面白かったけど、その「ワークショップ」が何なのか、いまいちよく分からなかった。なんだか宗教的儀式みたいな感じがして。ワークショップをやるとすべてが上手…

二百年の子供

ISBN:4120034763 大江健三郎によると、これは著者唯一のファンタジー小説ということになってるらしい。タイムスリップもの。へぇ、じゃあわくわくするのかなと思って読んでみたけれど、けっこう平坦な印象。子供に受けるのかなと余計な心配をしてしまった。…

できるかなV3

ISBN:4594042562 連載時に読んでるのがほとんどだったんだけど、飽きないすね。何回読んでも。きちんと整理されてるようには見えない絵だから?あとけっこう題名のセンスも好きだ。「何がでてくるかわからない」とか。西原理恵子の義父って自殺してるんだよ…

週刊新潮1月22日号

久々に見た、ような気がする。池田晶子の「連続断定形」。 自分とは、精神である。精神であるところの自分を信じなさい。自分を信じられなければ、他人も信じられない。自分を信じるということと、他人を信じるということは、全く同じことである。 ここまで…

群像2月号

多和田葉子「旅をする裸の眼」を目当てに買ってみたんだけれど、うーん、むつかしいのかなんなのか。第一章と第十三章だけ読んで、後は「しばらく様子を見る」ということで。第十三章の名は「2000 Dancer in the dark 2000」。セルマも出てくる。しかし、ど…

6時半起床。雪積もってるかなと外を覗いてみるも見えるのは平常と変わらぬ光景。なんだ、とちょっとがっかりしたようようなほっとしたような。

綿谷さん芥川賞受賞

おめでとうございます。ところで私は受賞作掲載誌(文藝03年秋号)を当時購入したのだけれど、どうだろこれ、将来プレミアつくかなあ。未来のマニアたちが高価で引き取ってくれないかと夢想したり。特集が「川上弘美」だから決して希少ではないと思うけど。

週刊文春1月22日号

今週号は面白かったなあ。金日成の後継者問題とか。まあ私ひとりで面白がってた節もあるのだが。例によって疲れたからね、木曜・・・。でもけっこう本気でヒット。以下メモ。 ・いしいひさいちの小泉参拝ネタ 「あの元旦の靖国参拝は失敗だった」「イラクで…

宮藤官九郎のビガーパンツはもう穿かない!

ISBN:4087803872 面白かった。面白かったけど、ちょっとこの本読んでる時間が、何と言うか、なかなかギリギリの範疇に入ると言うか・・・。やっとギャランドゥの意味が分かったよ。勉強になりました。

一億三千万人のための小説教室

ISBN:4004307864 保坂和志の「書きあぐねている人のための小説入門」で褒めてたんでね。どんなもんかと手に取ってみた。いや、面白かったな。すぐに読めた。高橋源一郎独特の清潔感に溢れている。えー、ちょっとこの本の影響受けて、「やって」みたことがあ…

行く先は晴れやかに あるいはうろ覚えの詩が世界を救う

ISBN:4309203892 長い題名だ。原題(AND NOW YOU CAN GO)よりもぼくはこっちの方が好きだな。まあ原題の方が正確に内容を伝えてるとは思うけど。えーと、でも内容らしい内容はなかったような。女の子が、なんか始終イライラ(ってほど強い感情じゃないけど…

電気使い過ぎ

バッテリーが落ちて、「徹子の部屋」ビデオ撮りに失敗。ゲストは田中麗奈。「ドラッグストア・ガール」の話を聴きたかったんだけどなあ。

新選組!第一回

ビデオに撮ったのを今日見たのだ。ああ、三谷幸喜これで株上げたかな。

ミスティック・リバー

ちょっとおすぎ褒め過ぎ? 女の勝ち組・負け組なんてことに意識を巡らせてしまったり。あ、でも雰囲気は独特で楽しめましたね。

浦安中央図書館連続講座 

昨日1月10日は養老孟司の担当です。いざ図書館にたどり着くと、入り口付近で「キャンセル待ち」の人たちが列をなしていました。いやあ、なんか悪いなあと思いながら会場に入ります。100人ほどしか入れない結構きれいめの会場。窓からは燦々と陽光が差し込み…

明日ナマで見た養老孟司について書きます。いや、面白かったですほんとに。

「ほとばしる副作用」辛酸なめ子(文藝春秋)

ISBN:4163595902 去年の本。4月刊行。「アートマニア」で気に入った“辛酸なめ子”性を堪能したくて手に取る。しかし、これは、かなり濃かったなあ。「自立日記」はぱらぱらとめくった程度であまりじっくりとは読まなかった。というか読めなかった。まあやは…

「スルメを見てイカがわかるか!」養老孟司・茂木健一郎(角川書店)

ISBN:4047041548 題名で損してるような・・・。今日行った養老孟司の講演会で著作リストをもらったんだけど、この本の題名はなかったです。養老さんよりも茂木健一郎がプッシュしてる本って感じ。 主に養老孟司と茂木健一郎の対談から成る。内容はまあいつも…

あー、すいません。基本的に会社行ってる日にアップするのは止めにします。どうも平日は自分の馬鹿さ加減に歯止めが利かなくなるらしいので。(なんやかんや言って「週末起業」の影響受けてます。)というわけで先日アップした超駄文は全文削除。もうしませ…

週末起業マニュアル

風邪で一日臥せってた日。病院行きました。会社も休みです。で、他にすることもなし、仕方なく「週末起業完全マニュアル」(明日香出版社)なる本に手を出したのですが、今こういう状態だからなのか、けっこう面白く読み進めることができました。ぱーっと、…