雑誌

「新潮」購入

http://www.shinchosha.co.jp/shincho/index.html 白地に赤く「創刊一〇〇周年記念特大号」との文字が。内容も豪華。大江健三郎のエッセイ「難関突破」に始まり、「創作特集 文学の”永遠”」。池澤夏樹、江國香織・・・という具合に50音順に著名作家がその名…

ダ・ヴィンチ04年5月号

久々々々々々に買った。10周年記念号だそうだ。大槻ケンヂが「あまりフェミニンな雑誌にならないでくださいね」と書いているが、まさに、これに尽きる。最近は、松尾スズキと宮崎吐夢の連載しか読んでなかった。(終わってしまったけど。)と言いつつ、よし…

週刊新潮4月8日号

和田勉がセクハラで訴えられられたという新聞記事を読んだ時、ほんとうに申し訳ないけれど、一方的に被害者女性に同情した。「ああ、かわいそうに。あの顔でせまられたら相当トラウマになるだろうね」と。しかし、週刊新潮に寄せられた和田勉の手記を読むと…

en-taxiを買ったよ

しかし、深沢七郎について触れられてるところしか実質読んでなかったような気が・・・。いやあ、これはおもしろかったですね。基本的に僕は誰かが誰かを褒めてる文章が好きみたいです。そこに政治的意図の絡まない。坪内祐三が、深沢七郎の文を褒めることで…

岡留安則的日常

「追悼! 噂の真相」2004年2月「編集長日誌」より。 『噂真』で何かと取り上げることが多い、『噂真』好みの作家といえる岩井志麻子、中村うさぎ、西原理恵子に『新潮45』の中瀬ゆかり編集長を加えた4人組から「オカトメ、これから私たちを接待しろ!」と…

追悼! 噂の真相

昼休み、「何読んではりますの?」とI君に訊かれて取り出したのがコレ。「ウワァ」とI君露骨に反応したのが、よしもとばなな記すところの「最後のメッセージ」。 長い間お世話になりました。私がいったいなにをしたっていうんですか? やはり、よしもと、若…

週刊文春4月1日号

一読してみた。おもしろかった。色々なところで興奮した。(徹底検証の項で、ある意味救われた。)しかし、なぜ誰も先週の広告に言及しなかったのだろう。今週号の広告が素晴らしかっただけに、なおさらそう思う。あの文面に触れなければ、この問題は簡単に…

噂の眞相 休刊号

本屋でぱらぱらと眺める。結局、この雑誌を購入する機会はいちどもなく終わった。いつも読むのは最初の写真ページと高橋春男の連載くらいで(ナンシーが生きていた頃は、そこを第一に読んでいた)、あとは左ページ脇にある1行ネタに眼を通していたくらい。…

週刊新潮3月4日号

池田晶子「死に方上手」42より。 言葉なんて、タダだし、誰でも使えるし、世の中は言葉だらけだし、なんでそんなものが価値なのだろうと、人は言うだろう。しかし、違う。言葉は交換価値なのではなくて、価値そのものなのだ。相対的な価値ではなくて、絶対的…

文藝別冊 武田百合子

実は、1月に「富士日記」(上)に手を出し挫折した覚えがある。いや、あれ、通して読むのは大変だよ。しかし、どうやら、そんな構えて読む本じゃないらしい。お気に入りのCDのように、気のむいた時に適当なページを開いて読む。どこから読んでも、楽しめる…

NYLON JAPAN Vol.1(創刊号)

表紙を見てびっくりした。宇多田ヒカル、きれいになったなあ。なまじ昔の顔を知ってるだけに、よく知らない美人を見たときよりドキドキ度は高かった。ロングインタビューもピカイチの出来。よくわかってますね、マーケティングとかポップの意味するところと…

[19歳芥川賞]に芸能界も熱い視線!

http://www.kobunsha.com/CGI/magazine/hyoji.cgi?sw=index&id=001 「女性自身」の広告を見て、「ああ、ほんとだったら、ここに金原さんも載りたかったろうに」といらぬ同情をしてしまった。

「ぼくドラえもん」

http://dora-world.com/news/bokudora/bokudora.html これ、もう少しジャケットに気をつかってくれたら買えたんだけどな。

「ヨコモレ通信」のこと

文春で、辛酸なめ子の立場はどうなんでしょう?連載が始まって以来、密かに応援しているのだけれど、どうもね、いまいちいつものキレがない。ちゃんと育てて欲しいのになあ。書く対象が、若い女性じゃないってのがネックになっているのか。今回のテーマは「…

「文藝春秋」をぱらぱらと

はあ、綿矢さん、左利きなんすか。なるほどなあ。なんか、わかる。あの感覚は左利き特有のものだよ(ちょっと身びいき)。発売日当日、大手町からの乗ってきた20代半ばの女性が電車の中で読んでいた。おぉ、プロモーション、ばっちし効いてますね。

編集会議04年2月号

ベストセラーのタイトルについて、永江朗が吉本ばなな(当時)の作品群を手放して褒めてます。 最近サブタイトルで内容を説明しちゃう本が多いのも気になりますね。せっかちになり過ぎて、行間を読むとか、余韻を楽しむ余裕がないんですよ。以前は『キッチン…

週刊文春1月29日号

綿矢りさと金原ひとみのお父さんが出ているのですが・・・軽いなあ、綿矢父。金原父(瑞人氏)と一緒に出てるからよけいにその軽さが際立つというか。いや、もしかすると、娘共々マーケティング能力に長けてるのか。 どこまで能力あるかわからんし、いつ辞め…

週刊新潮1月29日

福田和也の「闘う時評」。まあ当然のように話題は芥川賞の件ですね。はじめに「(ふたりの)作品の質がこの盛況ぶりとつりあうものかといえば、どうも肯きがたい」と書いときながら、もう綿矢りさ絶賛しまくり。 血の一滴も流れないのに残酷で、ほとんど接触…

週刊新潮1月22日号

久々に見た、ような気がする。池田晶子の「連続断定形」。 自分とは、精神である。精神であるところの自分を信じなさい。自分を信じられなければ、他人も信じられない。自分を信じるということと、他人を信じるということは、全く同じことである。 ここまで…

群像2月号

多和田葉子「旅をする裸の眼」を目当てに買ってみたんだけれど、うーん、むつかしいのかなんなのか。第一章と第十三章だけ読んで、後は「しばらく様子を見る」ということで。第十三章の名は「2000 Dancer in the dark 2000」。セルマも出てくる。しかし、ど…

綿谷さん芥川賞受賞

おめでとうございます。ところで私は受賞作掲載誌(文藝03年秋号)を当時購入したのだけれど、どうだろこれ、将来プレミアつくかなあ。未来のマニアたちが高価で引き取ってくれないかと夢想したり。特集が「川上弘美」だから決して希少ではないと思うけど。

週刊文春1月22日号

今週号は面白かったなあ。金日成の後継者問題とか。まあ私ひとりで面白がってた節もあるのだが。例によって疲れたからね、木曜・・・。でもけっこう本気でヒット。以下メモ。 ・いしいひさいちの小泉参拝ネタ 「あの元旦の靖国参拝は失敗だった」「イラクで…

ふつうになれないわたしたち

「クイア・スタディーズ」(岩波書店)読了。著者の河口和也さんは、「クイア・スタディーズとは何か?」の問いにこんな風に答えてるよ。 人はなぜ「普通」になりたいのか、あるいは人はなぜ「普通」なものに憧れたり、魅了されたりするのかという問いをめぐ…

とっておきの一冊

「考える人」を読んで、「読みたいなー」と思った本リスト。 養老孟司推薦:オリヴァー・サックス「火星の人類学者」(ハヤカワ文庫) 堀江敏幸推薦:フィリパ・ピアス「トムは真夜中の庭で」(岩波少年文庫) 河合隼雄推薦:シオド―ラ・クローバー「イシ 北…

しつこく「考える人」の話題

堀江(敏幸)くん偉いっ。「大人のための30冊」にナンシー関の「何様のつもり」を入れてる。これで堀江くんぼくの中で20ポイントアップ。と思ったら、うわーっ、養老(孟司)先生、高橋留美子の「めぞん一刻」を入れてらっしゃるじゃないですか。ご、50ポイ…

書庫も欲しい

その「考える人」だけど、水村美苗さんの書庫も紹介されてる。いいなあ、ぼくも書庫って欲しいよー。ただ、ぼくのばあい、水村さんの“古典小説”と違って、ほとんど昔読んだマンガで埋められそうな気がする。そこで日がな一日暮らすの。しあわせだろうなあ。…

いい部屋だよ

「考える人」で小池昌代さんの部屋が紹介されている。これがまた、いいんだよなー。純和風の、ほんともう趣きに溢れてて、ぼくも将来こんなとこに住みたいってヒシヒシと思わせる。そういや前に新聞にも彼女の部屋が出てて、それ切り取った記憶があるよ。あ…

広告批評

阿部和重曰く、 僕にとっての言葉は、画面の中とか印刷物から拾ってくるものですね。だから拾ったものを組み合わせることによって世界を作っていくという感覚なんです。 なんだか、岡崎京子「Pink」のハルヲくんみたいですね。ってゆーかそのまんまか。まあ…