噂の眞相 休刊号

 本屋でぱらぱらと眺める。結局、この雑誌を購入する機会はいちどもなく終わった。いつも読むのは最初の写真ページと高橋春男の連載くらいで(ナンシーが生きていた頃は、そこを第一に読んでいた)、あとは左ページ脇にある1行ネタに眼を通していたくらい。今号のも、けっこうキてた。芥川賞受賞式のパーティーで、泥酔した山田詠美に話しかけられた綿矢りさが困惑、とか。実際にあったかどうかはわからない。でも、ありうるかも・・・と思わせるところが、いやいや、ゴシップの怖さだ。綿矢りさといえば、高橋春男が、金原ひとみと比較して、「実際に男に優しいのは金原みたいなタイプで、綿矢のような顔は、プライドが高く、腹で何を考えているのかわからない」と書いていた。これも、ありうるかもなんて納得したり。