2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

オカリナ吹きたい

きのうは、細野晴臣「アンビエント・ドライヴァー」の影響で、何だか部屋のラップ音にも、外の虫の音にも、いつもより敏感になっていたんだ。そんな状態だったからか、川べりでひとり、男が奏でているオカリナの音色にも、いつもより敏感に、さらにいうと、…

6冊買った

やばい。買い過ぎた。何だろう? ちょっと寝不足なのがたたったかな? あーでも買い物は気持ちがいいなあ……。 松前健「出雲神話」 芝山幹郎「映画一日一本」 京須偕充「古典落語CDの名盤」 A.スマナラーサ「自分を変える気づきの瞑想法」 細野晴臣「アン…

テレポート

小学校4年の頃、同じ班にいたやたらと絵のうまい女の子と話をしている際、何かの拍子で「テレポートってさあ」と口にしたら、「は?」と怪訝な顔をされたんだ。 「何、それ?」 「テレポーテーションのことだよ。えーと、空間をAからBまで瞬時に移動すると…

オッズ34

きのうの読売夕刊に「村上春樹氏 ノーベル賞予想オッズ34倍」てな記事が載ってたんだ。ちょっと抜粋してみるね。 世界最大規模のブックメーカー(賭け屋)、英ラドブロークスのストックホルム事務所は26日、10月発表のノーベル賞受賞者を予想するオッズ(賭…

親密度

前に和田誠が白井義人タッチで阿佐田哲也の似顔絵を描いてるのを見たことがあるよ。つまりは、野原しんのすけ風の阿佐田哲也。かわいかったなー。で、今はじめて、グーグルで阿佐田哲也の顔を見てみてみたのだけれど……あまり、似てないね、しんちゃんには。…

すべらない話

前に、ユーチューブでアップされてたんだ。すべらない話。あーこういうのって言っちゃいけないのかな? でも、めちゃくちゃ爆笑したね。顔が壊れるかと思ったもん。繰り返し繰り返し見たからなあ。「ゴミ捨て場のおばさん」とか。で、もしかすると、こういう…

「博士の異常な愛情」。ぼくは、ベタだけど、最初このタイトルを聞いたとき、てっきり閨房のことを扱った映画なのかと思ったよ。原題は「Dr.Strangelove」で、けっして正しい訳ではないのだけれど、でも、悪いタイトルではないよねえ。中にはきちんと博士の…

反比例

土曜日に公開された某映画を観賞し、「たぶん映画館でいちばん号泣してたんじゃないかな」と告白する知人男性。いい奴だー。よりぼくの中で彼への好感度がアップしたよ。ただ、そのかわりに、件の映画を見る情熱は反比例の曲線を描くかの如く自分の中では萎…

やみくろ

笙野頼子「水晶内制度」を読み、ようやくぼくは古事記がどういう話なのかを知ったよ。知ったというか、単にイザナギとイザナミが黄泉の国でどういう行いをしてたかってことなんだけど。有名、なんだよね? だって神話なんだし。上記「水晶内制度」では、その…

思想と力説

物語こそが思想の肉体化した姿――というのは例によって橋本治の本からの抜粋(「ロバート本」より)。ははー。10年前の自分はこういう箇所に印を付けていたんだなー。さらには、この付近の、「ここでの思想というのはほとんど力説と同じ」なるフレーズにも…

宅配レンタル5

おお、そうだ。以前放送していた「ロードオブザリング」は割とおもしろかったんだ。というわけで、これもまた続編2作をウィッシュリストに入れる。すでにして、これら2つは、自動的に「連続欄」にチェックが入るようになってるんだね。ちょっとおどろいた…

見逃し映画

「一冊の本」で連載している、芝山幹郎の映画にまつわる四方山話「娯楽映画百万呎」がおもしろいんだ。おもしろいといっても、毎回必ず読むというほどの読者ではないんだけどね。先月は「ゴッドファーザー発進」というタイトルで、これがまたすごいんだ。原…

回帰

あは。どうやらPagesは縦横比が固定されてるみたいだね。だったらぼくはテキストエディタのままでいいや。ただ、見出しとかの機能はおもしろかったから、他のことに使ってみようかなと思ってるよ。せっかく30日間無料で使えることだしね

ロリータ2

拘束する父親、それに、若い娘に欲情する中年男をブレンドすれば、うわー、これで辟易するなっていうほうが無理ってもんだよ。すごかったなあ、ジェームズ・メイソンによるハンバート・ハンバートの演技。 特に、勝手に退院したロリータに腹を立て、ついには…

お試しペイジーズ

お試し版Pagesを使って、今日の文章は書いてるよ。30日間トライアル。(ちなみに、いつも使ってるのはテキストエディタだよ。)この前、銀座のアップルストアに行った際、「このふたつってどこが違うんですか?」とものすごく背の高い女性店員さんに訊いても…

烏賊爆弾

ベリーキュートな「カンガルー・ノート」。それは、例えば、こんな記述にもうかがえるんだ。 縞魚の研究によれば、烏賊の雄と雌それぞれの生殖腺を生干しにして、百メートル十五秒以内の速度(中学三年生の平均走行能力)で接触させると、ダイナマイトをしの…

EACH TIME

おお。これは「A LONG VACATION」の時よりもずいぶん早くやってきたな。 例によって図書館からの入手。ぼくが聞く大滝詠一の盤ではこれが2作目なんだ。劇場版「ちびまる子ちゃん」でも、このアルバムからの曲が多数使われてるってことだよね? ふーん。どれ…

心配したいよ

「大統領の最後の恋」に、以下のようなセリフがあってね。 「たとえば戯曲では、もしも第一幕で壁に猟銃が掛かっていたら、最終幕では必ずそれが発砲されるものでしょう? それと同じですよ。何も心配はいりません」(625) 個人的には、そうした猟銃が、最…

恐怖と軽蔑

カッコ内は、新潮文庫版「青の時代」のページ数だよ。 過度の軽蔑はほとんど恐怖とかわりがない。(112) これは、川崎誠が会社を立ち上げてすぐの頃の文章。客に向かって、こう、恐怖を感じてるわけだね。かなり既視感のある箴言だと思うけれど、どうだろう…

宅配レンタル4

この前ラジオで宮藤官九郎がやたらと褒めてた「友だちのうちはどこ?」とか「そして人生は続く」とか、そういうアッバス・キアロスタミ監督の作品ってDVDレンタルでは1本も扱ってないみたいだね。ふーむ。どういうものかと、1度見てみたかったんだけどなあ…

ほだされて

地元ヴィレッジヴァンガードのプッシュにほだされ、ためしに藤枝静男の「悲しいだけ」を買ってみたよ。川上弘美が、「ゆっくりさよならをとなえる」の中で連綿と恋情を綴っている「田紳有楽」は、かなりにハードルが高そうだったので敬遠したんだ。なんてっ…

青の時代

三島由紀夫25歳の作かあ。若いねえ。 光クラブ云々というより、主人公川崎誠のパーソナリティが、もうおもしろくておもしろくて。橋本治が「サイコー!」なんて若き日にカタカナで書いてるよ。その気持ち、わかるわあ。その分、後半になって「太陽カンバニィ…

ロリータ1

ひとまず前半だけ見たよ。原作と同じく、シャーロットが突発事故を起こして、ハンバートとロリータがふたりきりになるまで。残りはたぶん週末になるかなあ……。 そうそう。ハンバートもシャーロット(ロリータのお母さん)もそれなりにグロテスクだったのに比…

10月ゲスト

あらあらあら。TBSラジオ土曜深夜1時からやってる古田新太の「ふるチン」、来月のゲストに宮藤官九郎と磯山晶が出るとか。聞かなきゃ(っていつも聞いてんだけど)。 http://tbsradio.cocolog-nifty.com/furuchin/ 火の玉教授を抜かしてるのに特に他意はな…

宅配レンタル3

早。おととい頼んだのにもう来たよ。あれー在庫状況は「借りにくい」になってた筈なのになー、変だなー――と思って封を開けてみたところ、出てきたのは「太陽を盗んだ男」、ではなく、「ロリータ」と「博士の異常な愛情」。あ。そうか別に優先順位が遵守され…

宅配レンタル2

結局、DMM.comの1ヶ月間無料サービスを試してみることにしたよ。いやー、にしても、見たい映画って、いざとなると中々出てこないもんだねえ。きのうウィッシュリストに放り込んだのは、うんうんうなったあげく、7本にとどまったくらい。1位に設定したのは…

針と眼球

小学館文庫版、中上健次の「重力の都」を読んでたら、いきなり愛欲の果てに男が女の両目を針で突くシーンが出て来て割に驚く。おっとっとっとっと。よかったよひとまえで読んでなくて。思わず声出ちゃったもん。あ、そうかこれって谷崎の「春琴抄」へのオマ…

人間の存在自体が笑いもの

あ。別にペシミスティックな話題じゃなくて。 これも同じくきのうの読売新聞で町田康が中島らもの「何がおかしい」を評していた際に出て来たことばだよ。正確には<人間の存在そのものが笑いものなんや、と言われたような気がした。>だけど。(まだアップは…

テヘランでロリータ

きのうの毎日新聞で、若島正が「テヘランでロリータを読む」って本を紹介してたね。<小説を愛するすべての人におすすめしたい、近来の名著>だそうで。ふーむ。若島正が、当の「ロリータ」の訳者だということを差し引いても、なんかここの紹介を読んでると…

宅配レンタル1

そういえば、中年男と少女の組み合わせといったら名高き「ロリータ」があったね。見たいんだよなー。キューブリック版。ぼくは今まで宅配レンタルというのを利用したことがなかったのだけれど、これを機にちょっと試してみようかしらんと思い始めているとこ…