ロリータ1

 ひとまず前半だけ見たよ。原作と同じく、シャーロットが突発事故を起こして、ハンバートとロリータがふたりきりになるまで。残りはたぶん週末になるかなあ……。
 そうそう。ハンバートもシャーロット(ロリータのお母さん)もそれなりにグロテスクだったのに比べ、ロリータ自身は割とふつうのお嬢さんといったおもむきで、それが肩すかしといえば肩すかしだったかな? まあ不快感は微塵も感じられず、ポップでキュートなアメリカンライフを垣間見るのに絶好のサンプルではあったけどね。グロテスクなのにポップでキュート。語義矛盾があるようだけど、実際そのようにしか見えなかったので。ハンバートとシャーロットの痴話喧嘩でさえ、どこかしら懐かしく思えてしまったくらいだしなー。
 ロリータ役のスー・リオンは当時15歳とのこと。発育、ものすごく、良い。これならまだ当時21歳だった「アメリカン・ビューティー」のミーナ・スヴァーリの方がよりロリータっぽいかなとかちらと思わないでもなかったね。