2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

西原理恵子よりすごい……。

にしても、このふたり(高橋・山田)はよくエドモントを利用しているなあ。相場からすると、意外に安くておいしいらしい。中学生の修学旅行にもよく利用されているしね。穴場かな。(何の?)

東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

どうでしょう? 気付きましたか? 「某村さん」の正体は? まあ、この本を読むくらいの川上弘美好きのひとにはお見通しだったのかもしれないけれど、わたしはまったく気が付かなかった。だって、なんだか、この文章を読んでいると、とてつもなくダンディな像…

オール讀物 顔面「総選挙2005」

うーむ。このネーミングにこそ、文藝春秋のプライドが詰まっているとでも言うべき気合の入れようです。つーか、このネーミングに表れているように、出てくる物件、全員政治家。さつきだとか、しずかだとか、たいぞうだとか。まあ、そりゃそうか。彼ら彼女ら…

ワールドサッカーキング

サッカーに関してはまるで無知。つーか、皆で騒ぐのを何かと苦手としているので、あまりそっち関係には近寄らぬようにしていたのだけれど、金井美恵子が愛読してやまないという『ワールドサッカーキング』は、正直、おもしろく読めました。今号の特集が「注…

noma

id:cachamaiさん(『daydreambeliever』)の「野間文芸新人賞問題まとめ」に、先日書いた町田康関連の文章が取り上げられていました。どーもです。下のコメントには、「はげしく同意」する次第であります。 もしかすると、新・旧選考委員で、交流がある方々…

覚えがないのにクラミジア

ははー。こういうこともあるのですね。なんだかドラマにでも出てきそうな話だ。 専門医によると、夫がほかの病気の治療で抗生物質を飲み、治った可能性などが考えられるということです。 ――だとすると、妻は「災厄」以外のなんでもないよなあ。かわいそうに…

座談会 作家の条件

山田詠美、町田康と新・旧選考委員がそろっているにもかかわらず、結局あの件については触れられていないのでした。ちょっと「出てくるかな」と期待しないでもなかったのだが。(もしかすると、座談会内では「出ていた」のかもしれないけれど、少なくとも紙…

郷ひろみ50歳誕生日

結婚は24時間の仕事だけど、僕は23時間55分が郷ひろみだから。 何の他意もなく、「名ゼリフだ!」と感嘆しました。(意味はわからないが。)

町田康:初期の作を翻訳したいという外国人から「ごっついおもろい小説になると思いまんねん」といった手紙をもらい、不安になる。

ちょっと笑った。

VS人間的

お見合いなんてシステム自体が非人間的なのよ 人間に値段を付けてペットみたいに支配させてさ 屈辱的よ 何となく思い出す。あ、よしながふみ『愛すべき娘たち』より。離婚した姉が、美人で性格もよく仕事もバリバリこなす(そして現在恋人のいない)妹に向か…

『細雪』(下)

ふう。ようやく蒔岡姉妹の物語に幕が下りたという次第であります。噂通り、ほんと、不思議な幕引きだったなあ。三女雪子の「腹下し」でこの絢爛たる大長編は終わるのだもの。谷崎は、『細雪』を「おおむね予定通りに進ませることができた」と語っているけれ…

怒れる女

「この世の仕組みに適応したから偉いとでも思ってるの? それじゃああまりにも陳腐じゃない? わたしはあの頃腹を立ててた諸々のことに、いまだに怒ってるわよ。腐ってるって言うならあの頃から腐ってた。今ほど嫌いな人間は多くなかったし、将来への夢もあ…

『めぞん一刻』ドラマ化

そもそも「小学館がなぜこの時期にビッグコミックインパクトというA5版の雑誌で『めぞん一刻』を取り上げていたのか?」という疑問もあったのですが。同じくビッグコミックインパクトでの『タッチ』が映画になったりして、では、今回はこちらが――という筋書…

陸田真志被告(35)死刑確定

なつかしい名だ。池田晶子とは、まだ接触を続けていたらしい。 「死刑という極限状態に置かれて彼の思考は追い込まれ、ついに生死を超越した。もう生への執着はなく、死刑確定も平常心で受け止めるだろう。まだ書きたいことがあるようだがうまく書けなくて、…

数値化

筒井康隆の短編に、痛みを数値化する機械(だったかな?)というのがあるのだけれど、それと同じように、疲れを数値化できる機械があったらな、という気がときどきしないでもないです。それさえあれば、「あー、ゴメン、今疲れが295あるから仕事行けないわ」…

キャラの名前の仕組み

「屋号」ってのはおもしろいね。あ、上『のらみみ』1巻における話なのですが。 二つ合わせて正式名称となる 【屋号?】元々は実名だけだったキャラの名前。 あるキャラが「サマになるから」という理由で名乗りはじめたところ、まわりのキャラたちも次々マネ…

『のらみみ』(1)(2)(3)

キャラとキャラクターは明確に峻別すべきだとの伊藤剛氏の説に、再三に渡って「援軍」として取り上げられているこの『のらみみ』ですが、あー、ごめん、とてもそんなメタレベルでの読みを冷静にこなすことなど出来なかったです。今年は、まったく、自分の好…

木下哲子の髪型

『団地ともお』で、今までずっとパーマをかけてたお母さんが、急に髪をストレートにしてしまうという“事件”があったのだけれど(そして以後ずっとそのまま)、あれがこのマンガに与えた影響は測り知れないものがあったと思う。だって、パーマをかけてた頃の…

Banana’s diary(2005.10.03)より

よく、成功の法則を書いてある本にはイメージを具体的にしなさいと書いてあるが、たとえば今の私がプールつきの海辺の豪邸を想像しても、ほんとうにはほしくないから現実化できない。できないと「イメージしてもだめだった」という失敗したイメージが残って…

『テヅカ・イズ・デッド』

丸善本店のサブカルコーナーで購入。八重洲ブックセンターではどこに置いてあるのかわかりませんでした。(ちなみに、丸善ではまだ『大奥』が置いてないんだよなあ。どうしてなんだろう?) この本、『たけくまメモ』でものすごく丁寧に取り上げられていたの…

『冷血』

連休中は、ずっとこの本に付きっきり。正直、所々眠くならないでもなかったけれど、さすがにね、最後のとこでは、両腕に鳥肌モンでした。いい仕事を残されましたなあ、と一読者としては単純に感じ入る。題材が題材だけに、出版当初は様々な毀誉褒貶を引き起…

『カポーティ』公開さる

映画『カポーティ』。『冷血』取材時の6年間を扱ったものらしい。カポーティ役で、フィリップ・シーモア・ホフマンが出演。オスカー候補にもなってるんすか? それはともかく――予告篇を観ている限り……似てるなあ、フィリップ・シーモア・ホフマン。生前のカ…

まずは訂正

ごめんごめん。先日の日記で「ノンフィクション・ノベル」はカポーティが創始者と書いたけれど、あれ間違い。単に、「その確立に多大な貢献をした」というのが正解らしいです。でも――ちょっと穿った見方をするならば――この噂の出所には、カポーティ自身のミ…

「DはデンマークのD」

iTunesからiPodに曲が転送されない件でアップルサービスセンターに電話した際の事です。「それでは、お客様のシリアル番号を伺ってもよろしいでしょうか?」と聞かれたので、PCに映し出されている番号をそのまま読み出してみました。 「DVPの3844(仮)………

『週刊新潮』のイラスト重視度

ついつい、『週刊新潮』ときたら、どうしても同日発売の『週刊文春』と比べがちになります。で、目に付くのが、内容より何より――『週刊新潮』における「イラスト重視度」の低さ。(あくまで、「主観的」「相対的」なものだと言い添えておきます。でも、力の…

「TV無法地帯」始まる

『週刊新潮』で今号から新たに始まった連載「TV無法地帯」。これ、ぜったいナンシー関の「テレビ消灯時間」を意識してますよねえ……。題、イラスト(の位置)、文章構成、それから文末の「〜かも」の使用頻度からして。これに「〜けど」「〜だが」の多発が…

逆無頼

川上弘美の他人への気の遣いようは、ちょっと注目すべきところがあるなあ……。

映写機も壊れる

ちょっと古い話題。先の10月1日――映画の日ですね――渋谷ユーロスペースで内田けんじ監督作品『運命じゃない人』を観てまいりました。映画自体はたいへんおもしろく(脚本が見事との評に偽りなし!)、そのこと自体に何の問題もなかったのですが、映写機のメン…

『ティファニーで朝食を』トリビア

『ティファニーで朝食を』の魅力的なヒロイン、ホリー・ゴライトリーは、映画ではオードリー・ヘップバーンが演じたが、トルーマンにいわせればミスキャストで、マリリン・モンローのほうが適役だった。この不思議なタイトルは、トルーマンが実際に聞いたエ…

『ティファニー』の新訳は?

現在、新訳バージョンの『冷血』(トルーマン・カポーティ著、佐々田雅子訳、新潮社刊)を読んでいる最中であります。この訳者は、ユージェニデスの『ミドルセックス』でも、安定した力業を披露していることから、安心して読み進めることが出来ます。まあ、…