ワールドサッカーキング

サッカーに関してはまるで無知。つーか、皆で騒ぐのを何かと苦手としているので、あまりそっち関係には近寄らぬようにしていたのだけれど、金井美恵子が愛読してやまないという『ワールドサッカーキング』は、正直、おもしろく読めました。今号の特集が「注目の若手選手150名を一挙紹介!」というものだったから、まったくの初心者にも入りやすかったのかもしれない。

立ち読みで見た限り、同系雑誌にも取り上げられていたミランのカカーって選手はふつうにハンサムっすね。日本人好みの顔だと思う。写真の写り具合がいいのかな? ……ってなルックスから来る興味ではなく(それも無ではないが)、ははあ、みんな、若いのに苦労してるんだなあ、というドラマから来る興味に、かなり惹かれたという次第であります。才のある人が苦労話は、けっこう好き。『星の王子さま』じゃないけど、全員、自分の「薔薇」にきちんと責任を感じてるんだなあ。いいことです。
でも、名前、覚えられないんだけどね……。ややこしすぎるよ、アテム・ベン・アルファだとか、リオネル・メッシ(どっちも左利き)だとか。まだこの壁を乗り越えられるほど好きの波は押し寄せていないけれど、まあ、わかりません。この雑誌、次号もおもしろく読めたら、意外に「えっ」となるほどサッカーにのめり込むことになるかも。確かに、金井美恵子の言うように、文章がさばさばしていて、「部外者」でも読み良かったです。(にしても、ロビーニョの母親が40日間誘拐されたという話は、苦労うんぬん以前に凄過ぎ。)