2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

まめえもん

まあちょっと惹かれるネーミングではあるな(→●)。 豆粒ほどの小男で他人と魂を入れ替わり、数々の情事を楽しむ。 数々の情事の「情事」ってのがはたしてどういうものなのかはぼくとしては皆目見当がつかないのだけれども、「楽しむ」とあるからには、まあ…

外延

まあ期待はしていたけれど、うまいよなあ。江國香織の『真昼なのに昏い部屋』(→●)。ああ判る判るその気持ち、って感じるひとが大勢いるだろうな、っていうことを思わせる手腕がほんとうにうまい。ということはすなわちぼくもまたその「ああ判る判るその気…

誤名

えーと今度できた三菱の美術館でやってるのってマネだっけモネだっけどっちだっけ? というくらいにこのふたりの区別がつかない。今確認してみたらマネだった(→●)。でもまたしばらくすれば「どっちだっけ?」という疑問に襲われそうな気もする。そういうこ…

過渡期

過渡期という言葉について考える。考えるというか、そもそも過渡期でない「期」は存在しないのではないかということがいいたいのだが。いいたいというか、単にそういう風に思っただけなのだが。 これはあくまで巨視的に捉えた際の意見であって、微視的に捉え…

疑事主因

母方の祖父は帝銀事件(→●)で容疑者候補に挙がったことがあるらしい。又聞きによると、当時は丸形のメガネが主流だったのだけれど、祖父は異なるタイプのものを掛けていたことがその主因となった由。身内としては、「へぇ」というより他にない。個人的には…

名当て

某人気作家の弟の名前は三島由紀夫の登場人物から取られている由。昨夜の夢で「その名前は何なんだろう」ということを集団で真剣に考えていた。ヒントとして、 四文字である カタカナである ニンニクと関係している というものが挙がっていたのだけれど(し…

朝の荒俣

偶然通りかがったテレビで荒俣宏を久々に見て、ちょっと驚いた。あくが抜けたなあ。と。でもこのあくというのもあくまでぼくが心の中だけで長年育成していた仮想のもので、実際の荒俣宏はこの前ぼくが見たときと同じような感じでずっと爽やかに生を満喫して…

ある猿

藤子・F・不二雄の『コマーさる』って作品があるじゃない? いやそっちの方じゃなくて本家本元の方。主人公の少年がある日公園で見つけた猿には不思議な力があって、その猿が手にしているものを見ると誰でもそれを——どんなにつまらないものであっても——無性…