過渡期

 過渡期という言葉について考える。考えるというか、そもそも過渡期でない「期」は存在しないのではないかということがいいたいのだが。いいたいというか、単にそういう風に思っただけなのだが。
 これはあくまで巨視的に捉えた際の意見であって、微視的に捉えた場合、過渡期としか呼び得ない——そこでの変化の速度は通常のそれを遙かに上回っている——時期が存在しているということもいちおう納得しているものの、それでも、この過渡期という言葉はちょっと不思議だ。
 前に某所で「白いホッキョクグマ」という言葉を揶揄している文章に出会ったことがあったのだけれど、「過渡期」って、この「白いホッキョクグマ」と質的にどこか似ているところがあるような気がしないでもない。
ーーーーー
 単純に、「過渡期」の「過」の文字を「over」と捉えるか「pass」と捉えるかの差なのだろうか?(何だか自分で書いていて訳がわからなくなって来た…。)