「TV無法地帯」始まる

週刊新潮』で今号から新たに始まった連載「TV無法地帯」。これ、ぜったいナンシー関の「テレビ消灯時間」を意識してますよねえ……。題、イラスト(の位置)、文章構成、それから文末の「〜かも」の使用頻度からして。これに「〜けど」「〜だが」の多発が加われば、もうぼくとしては何も言うことがないっす。
……とかいって、別に「わーい、エピゴーネン!」と告発したいわけではなく、けっこうなつかしい気持ちで読み切ることができたのです。なぜか? 思えば、『週刊新潮』ってけっこうナンシー関には優しいんですよね。死亡した際の記事作りにしても。その優しさが、今回のコラムの底流にも流れているような気が……。要するに、「エピゴーネン」というより「オマージュ」の語を用いた方が正解かな。
筆者の丸山タケシ氏は1974年生まれ。げ、俺と同い年。そして今回取り上げられている題材が先のとんねるずの回顧番組。ああ、目の付けどころはいいなあ。(偉そうに。)ちょっと、意地悪さのさじ加減にまだ馴染めないところがあったけど。願わくは、『週刊新潮』という看板名(つーか読者層)に惑わされず、独自の道を歩んでいって欲しいものです。鼻祖の如くに。って、勝手に決め付けんなって話だが。(←ナンシー節。)