『週刊新潮』のイラスト重視度

ついつい、『週刊新潮』ときたら、どうしても同日発売の『週刊文春』と比べがちになります。で、目に付くのが、内容より何より――『週刊新潮』における「イラスト重視度」の低さ。(あくまで、「主観的」「相対的」なものだと言い添えておきます。でも、力の入れ具合では『文春』に軍配があがるのは論を俟たないと思う。)どうしてなんでしょうね? ここに、30円の差があるのかしら?(『新潮』→300円、『文春』→330円。)単純に、読者層にポイントがあるのかな? ちなみに、我が家での主な『新潮』読者は母方の祖父92歳。病院での待ち時間に愛読しているとのこと。92歳相手じゃあ、そりゃあイラストに力を入れても詮無いか。(偏見か?)
いや、惜しい気がしてね。コラム誌として『新潮』を眺めれば、まだまだ魅力はあると思うし、それを、ほんのちょっとの努力放棄で無駄にするのはどうなんだろうかと……。「そこがいいんだよ、活字重視のとこがさ」などと、往年のファン(いるのかな?)に返されたらぐうの音も出ないのですが。