映写機も壊れる


ちょっと古い話題。先の10月1日――映画の日ですね――渋谷ユーロスペースで内田けんじ監督作品『運命じゃない人』を観てまいりました。映画自体はたいへんおもしろく(脚本が見事との評に偽りなし!)、そのこと自体に何の問題もなかったのですが、映写機のメンテナンスの為、予告編はまるまるカット、本編のみの上映だったのです。う、うーん。正直、ユーロスペースで予告編を観るのも大きな娯楽のひとつではあったのだけれどなあ。700円を惜しんでのこの始末。しかもものすごく混んでいたし。(ちなみに、係員の人たちはたいへんよくやってくれていました。)そういえば、数年前の映画の日にも券が安いからという理由で『オータム・イン・ニューヨーク』を鑑賞し――妙にしょっぱい気持ちになったことがあります。映画の日には、魔が憑くか。つーか、今回のは単純に事故の一種なんですがね。