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博士の愛した数式

子役・齋藤隆成くんの滑舌の悪さはある意味最強。 何かもう自分の中で数も桜も音楽も深津絵里のかしこささえも凌駕してました。 パッケージされたつたなさにはわりに冷たいはずだったのだけどなあ。意外だ……。

ジョージ・マイケル 素顔の告白

ワム!といえば村上朝日堂の文庫ではじめてその名を眼にしたくらい。 だから、あまりミュージシャンとしての足跡には感情移入できなかったのだけれど、 (ただし、フレディ・マーキュリー追悼コンサートは別。あれは、さすがに、凄かった。) 恋人の死や、レ…

THE 有頂天ホテル

WOW-頂天ホテル、か。 知りませんでした。 いい題名だ。 好き好き。 ――と、私事ですが、 先日、この映画における役所広司副支配人のような状況に陥る破目となり、 (恋愛事情ではないけれど、ちょっと「性」ネタは含んでる……) ああ、戸田恵子マネージャーや…

ロード・オブ・ウォー

武器商人の映画かあ。 ということであまり期待せずに観に行ったら意外に面白くちょっと驚いた。 ってまあ面白いというと語弊があるのかもしれないけれど、純粋にひとつの映画作品としてみた場合、 金を払った甲斐はあったかなと素直に思えたという話っす。 …

ALWAYS 三丁目の夕日

あまり、他人の不幸をネタにして言うのもあれなんだけれど、 ついつい、実生活での吉岡秀隆と、この映画での吉岡秀隆の役柄がダブってしまい、 より涙腺の緩み具合に拍車がかかったのは否めないところです。 「純くん」の縛りは、彼自身だけでなく、観客であ…

スクールデイズ

う、わー。た田辺誠一の上半身が……。 と、本筋とはあまり関係のない箇所で驚いてしまいました。 あれは、わざとだったのだろうか? 笑いを取らんがために自らの肉体を差し出す男。 見上げた役者魂、と感心するべきか、 あの裸を見た後では、「ハッシュ!」の…

キング・コング

「Dr.スランプ」のクレイジー・ハネムーンの章って、そうか、「キング・コング」を換骨奪胎したものだったんだ。 と20年目にしてようやく気がつくことができました。 よかったよかった。 ピーター・ジャクソン監督がインスパイアされたという33年度版には目…

SAYURI

なんだか、ふつうに「異国情緒」を楽しんでしまいました。 だって、ふだん地元に引っ込んでいると、それこそ外国から見た「日本」(というか「伝統」)になんて触れる機会ないからね。 ちょっと、ディズニーランドでのニッポン(イッツ・ア・スモール・ワー…

Mr.&Mrs.スミス

おや。気のせいでしょうか。予告編での、アンジーが横目でぎょろりとブラピを睨むシーンが、本編ではなかったような。あの、ダンスシーンでの話ですね。アンジェリーナ・ジョリーがスリットからにょきりと脚をのぞかせてるやつ。ううう。あのときの彼女の顔…

イン・ハー・シューズ

先々週の週刊文春で、映画五人衆がベタ褒めしていた作品。 好奇心に駆られて、どれ、どんなものかと観てまいりました。 あまり、家族再生ものには食指が動かないと自分では思っていたものの、ふむ、いざ飛び込んでみると、やはり感動しますね。 キャメロン・…

『カポーティ』公開さる

映画『カポーティ』。『冷血』取材時の6年間を扱ったものらしい。カポーティ役で、フィリップ・シーモア・ホフマンが出演。オスカー候補にもなってるんすか? それはともかく――予告篇を観ている限り……似てるなあ、フィリップ・シーモア・ホフマン。生前のカ…

『ティファニーで朝食を』トリビア

『ティファニーで朝食を』の魅力的なヒロイン、ホリー・ゴライトリーは、映画ではオードリー・ヘップバーンが演じたが、トルーマンにいわせればミスキャストで、マリリン・モンローのほうが適役だった。この不思議なタイトルは、トルーマンが実際に聞いたエ…

『P』の映画化?

――え? 『親指P』って映画化されてるんですか? 文庫本の裏にそんなこと書かれてますが。『ナチュラル・ウーマン』じゃなくて? ん。ん。ん。知らないなあ。ぽしゃっちゃったのかな? そもそも親指にペニスをつける予定の女優は誰だったのだろう?(今なら…

「親切なクムジャさん」予告編

「オールド・ボーイ」の監督、パク・チャヌクの次回作が予告編で流れてました。その名も「親切なクムジャさん」。ふーん。と、正直、この邦題を見て思いました。どうせなら、言わんとしていることが同じなら、「親切なクムジャさん」より「優しいクムジャ」…

メゾン・ド・ヒミコ

観て来ましたよ。ようやく。前々から見たかったのだけれど、やっと体が空いたという次第で。 ちなみに、場所は池袋のシネマサンシャイン。ここにははじめて行ったのだけれど、いや、いい映画館ですね。ものすごくきれいで、たいへん見やすかった。全席指定席…

キンゼイ博士のこと

来週公開される「愛についてのキンゼイ・レポート」。キンゼイ博士、上に挙げた「ホモセクシャルの世界史」でも登場されておりまして。ふむ、で、今回の映画ではその点はどのように描かれているのだろうかと、ちらとストーリーを眺めていましたところ、 今回…

妖怪大戦争

ああ、ナンシー関が予言していたように、いつのまにか豊川悦司って「恋人にしたい俳優」から見事に逸脱していたんだなあ。これまたナンシー関のタームを使えば、立派な「マント派」になってた。10年前、「愛していると言ってくれ」が始まって間もない頃、バ…

「タナカヒロシのすべて」

「前田有一の超映画批評」で知った*1。ああ、ここで褒められていたように、全然期待しないで見に行ったから、もうほんと「映画で得られる満足とはこれだったんだ」との思いを胸に帰ってくることができました。よかった。雨上がりの宮迫とか、あと俳句会の伊…

「弥次喜多」観てきました。

と、その前に。予告編で流れていた「キングダム・オブ・ヘブン」という映画、さすがに日本語の題をつけるわけにはいかなかったろうな、と、どうでもいいことを思う。「天国の王国」って、国々続きで、なにがなんだかわからなくなってしまうものね。 で、映画…

「エターナル・サンシャイン」

面白かったっすよ。ただし、意外に地味な映画でした。どうしてジム・キャリーの左襟が常にセーターから出されていたのだろう? なんてとこにひっかかってちゃ、それこそ製作者の思う壺なのかな。

「パッチギ!」

井筒和幸監督作品です。先週の日曜日、シネカノン有楽町で観て来ました。人の入りは、さすがに「誰も知らない」ほどではなかったけれど、でもけっこう混んでましたよ。題材が、1968年の京都を舞台とした、在日の女の子と、日本の少年との恋愛模様、というく…

「ハウル」を2度観る

のんびりテレビを見ている最中、いつものように祖父がうつらうつらしている。と思いきや、若干顔色が悪い。それに、大量の汗をかいている。これは、大変だと、てんやわんやの騒ぎがあったが(餅とは関係ない、後に回復)、おおむね平穏な正月。 恒例の映画10…

2004年映画ベスト5

第1位「スクール・オブ・ロック」 すいませんね。なんか全然高尚なヤツじゃなくて。でも、これ、ほんとスクリーンで観られて幸せだったな。同系統で、「ドラムライン」もものすごく気持ち良かったです。 第2位「リアリズムの宿」 じみーな映画です。なんか…

「ニュースの天才」

http://www.news-tensai.jp/ はじめてネットでチケット購入。便利ですね。けっこう真ん中のいい席で、もっと前から利用しておけば良かったと少し悔やむ。前に来た時なんて、開館まで中に入れてくれなかったからなー。暑かったっす。 雑誌記事捏造の天才、ス…

カポーティ映画2本同時製作

http://www.flix.co.jp/v2/news/N0005635.shtml 作家のトルーマン・カポーティを描く2本の伝記映画が、同時期に製作され、その行方が注目されている。 今週はこんなニュースもあったのでした。個人的には、フィリップ・シーモア・ホフマン演じるカポーティの…

「山猫」

http://www.crest-inter.co.jp/yamaneko/ 美しきヒロインが、主人公たちの前にはじめて登場するシーン。そのあまりの美しさに男たちは息をのみ、女たちはただ呆然とするばかり。という、今ではもうあまりお目にかかれない映画の典型を観ることができてよかっ…

「メゾン・ド・ヒミコ」製作発表

あ。こういう映画があるんだ。「メゾン・ド・ヒミコ」。先日製作発表をやったらしいですね(→●)。なんだか、オダギリジョーがゲイ役をやるってことばかりに注目が集まっているようだけれど、ま、それも無理ないか。これが(「ジョゼと虎と魚たち」と同じ監…

「リンダ リンダ リンダ」

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=5189 山下敦弘監督の最新作「リンダ リンダ リンダ」は、韓国の女の子と日本の女の子の友情物語。いいですね。恋愛物語よりそっちのほうがより親しみが湧きそうな気がする。というか、そっちのほ…

トゥー・ブラザーズ

そういえば先日、「らくだの涙」*1という、小泉吉宏の恐竜マンガに出てくる小学生たちが学校で見せられたのと同じ映画をBunkamuraで見てきたのでした。子らくだの育児を放棄した母らくだに、プロのつま弾く馬頭琴*2の音色を聞かせると、あら不思議、彼女は涙…

くりいむレモン

http://www.fullmedia.co.jp/cream/ 映画の日、ということで選んだのがこの作品。似たようなことを考えているのが30人ばかりいました。夜9時20分からの上映なのに。原作は、アニメなのかな。いや、ほんとこのジャンルには疎いんですよ。男性向けセックス対…