「弥次喜多」観てきました。

 と、その前に。予告編で流れていた「キングダム・オブ・ヘブン」という映画、さすがに日本語の題をつけるわけにはいかなかったろうな、と、どうでもいいことを思う。「天国の王国」って、国々続きで、なにがなんだかわからなくなってしまうものね。
 で、映画の件だけれど、例えば、弥次さん喜多さんの両腕がくっつくシーンとか、弥次さんの足に食い付いている犬の様子とかが、それこそ「リヤル」に感じられなくて、なんて批判(というかケチ)は御法度なのかな?「木更津」の映画版でも、最後のシーンで、僕は首筋に冷や汗をかいた口で。「じゃあ(弥次喜多が)つまらなかったのか?」というと、そんなことはまったくなく、個々のシーンで笑いに笑った。ただ、「特殊効果」の「リヤル」さについていけなかっただけで。といいつつ、麻生久美子のキノコのシーンは、むしろ真っ裸よりも色っぽかったかも。(つまり、僕も、主に笑いに反応した「前半気に入り」組のひとりということだ。出だしの長瀬智也中村七之助のやり取り、バックのしりあがり寿の絵、およびミュージカルシーンにはほんとうに惚れ惚れした。)
 呑々役の男の子が気になって、帰ってきてから調べてみたら、へぇ、柄本明の息子さん(柄本佑)ですか。と今更のように感心。似てないすね。(いや、どうだろ?)