「ハウル」を2度観る

 のんびりテレビを見ている最中、いつものように祖父がうつらうつらしている。と思いきや、若干顔色が悪い。それに、大量の汗をかいている。これは、大変だと、てんやわんやの騒ぎがあったが(餅とは関係ない、後に回復)、おおむね平穏な正月。
 恒例の映画1000円デー。まずは「ハウルの動く城」を鑑賞。やや、はじめの方の倍賞千恵子に違和感があったが、しばらく経つと慣れる。隣でぐずっていた子供は、ソフィーの老化後、ぴたりと静かになった。トラウマにならなかったろうか。マルクル役、神木隆之介の声を聞きながら、「放浪息子」の“ひばりくん”二鳥修一役を彼なら演じきれるかもしれないと思う。2、3、気になる点があったものの、全体に、先の読めない映像に酔う。今回は、久石譲の音楽も気に入った。その後、間を置かずに「Mr.インクレディブル」を鑑賞。吹き替え版。子供受けはこちらの方に軍配があがっていたような気がする。スピード感を存分に楽しむ。長男がちょっと割りを食っていて可哀想だった。そして、最後にもう1度「ハウルの動く城」を観る。今回の客は、階段のシーンで大受けに受けていた。サリマンの魔法に、どことなく岡本太郎に通ずるものを感じる。