「タナカヒロシのすべて」

前田有一の超映画批評」で知った*1。ああ、ここで褒められていたように、全然期待しないで見に行ったから、もうほんと「映画で得られる満足とはこれだったんだ」との思いを胸に帰ってくることができました。よかった。雨上がりの宮迫とか、あと俳句会の伊武雅刀なんて、ぜったいに腹にいちもつ潜めていると思っていたのだけれどなあ。嬉しい裏切り。裏切りといえば、あの意外なラストだけれど、いいじゃないっすか、「(観客の思いの)裏の裏の裏」を読んでて、絶妙だと思いました。あそこで、いくらでも映画のトーンを変えることもできたのにね。と、ほくほく顔。