キンゼイ博士のこと

来週公開される「愛についてのキンゼイ・レポート」。キンゼイ博士、上に挙げた「ホモセクシャルの世界史」でも登場されておりまして。ふむ、で、今回の映画ではその点はどのように描かれているのだろうかと、ちらとストーリーを眺めていましたところ、

今回の旅は、シカゴの同性愛者に話を聞くことが目的だった。彼らは偏見を持たないキンゼイに心を開き、進んで質問に答える。同性愛の経験があるマーティンはそんなキンゼイに惹かれ、二人は宿泊先のホテルで関係を持つ。……

ははあ。きちんと、スルーされることなく扱われてるようですね。
先に公開された、コール・ポーターの映画「五線譜のラブレター」でも、ホモセクシャリティの件は誤魔化されることなく描かれていたというし(関係ないけど、この人ジャクリーン・ケネディの父親とも関係があったんだって。なんだか凄いな)、1946年の、同じくコール・ポーターを扱った映画では全然その点に触れられなかった点を思えば、時代は確実に変わりつつある……というのも、またずいぶんと安易な結びでありますね。