親密度

 前に和田誠が白井義人タッチで阿佐田哲也の似顔絵を描いてるのを見たことがあるよ。つまりは、野原しんのすけ風の阿佐田哲也。かわいかったなー。で、今はじめて、グーグルで阿佐田哲也の顔を見てみてみたのだけれど……あまり、似てないね、しんちゃんには。阿佐田哲也。当たり前か。おとななんだし。けれども、和田誠が描くところのしんちゃん風阿佐田哲也は、ちゃんと本人の雰囲気を伝えていて(「似顔絵物語」って本に載ってんだ)、うまいもんだなーとついついその技量に感服してしまう。ちなみに、そのとなりには小林よしのりタッチの川端康成が描かれていて、「トンネルを抜けると雪国なんだっ!」と多大にゴーマンをかましている。とうぜん、常に見出される小林よしのり像とはなんら関係はないのけれど、ゴーマニスト川端康成、うまいもんだよ、きちんとその特徴を捉えている。
 ……と、まあ、この程度なんだな、ぼくの「しんちゃん」親密度ってのは。わるいわるい。すっかり忘れてたよ。こんな文章書いときながら(→)。「オトナ帝国の逆襲」。今週土曜日テレビ朝日で放映されるってね。ごめんなー。チェックしとくよ。