週刊新潮4月8日号

 和田勉がセクハラで訴えられられたという新聞記事を読んだ時、ほんとうに申し訳ないけれど、一方的に被害者女性に同情した。「ああ、かわいそうに。あの顔でせまられたら相当トラウマになるだろうね」と。しかし、週刊新潮に寄せられた和田勉の手記を読むと、なにやら、事情は異なるらしい。どうやら、和田氏は「ハメられた」とのこと。この手記で、被害者女性の弁護士が異様に張り切っている様が見て取れる。和田氏の主張では、彼らは「セクハラ裁判を勝訴にすること」を、自身の「宣材」として使用したかった模様。「宣材」か。ま、そういう要素もあるんだろうなとぼんやり思う。なんといっても、相手も人間であるし。にしても、今更ながら、裁判って「勝ち負け」しかないんだな。「喧嘩」とまったく同義なんだ。あまり関わりたくないなあ。
 ちなみに、この手記の題名は「アホバカセクハラ裁判」。和田勉自身は気にしないだろうが、かなり勇気のいる題名だなと感心した。もしかして新潮独特の「いじわる」かと訝ったり。(和田氏が原告に「アホバカマヌケ」と言ったのは事実らしい。本人の言。)それと、やはり和田勉の妻はワダエミだった。これを、新聞掲載時に言っても誰も信じてくれなかったのだ。(というより、誰もワダエミを知らなかった。)今回の記事でようやく“真相”がはっきりして、まあよかった。