雑記

めまい

大学生の頃は、平気で3ヶ月くらい誰とも喋らずに暮らしていた。アパートにひとり籠って、図書館で借りた本を眺める、そんな日々。よく「長期間ひとと喋らなければ精神に異常をきたす」なんて言葉を見かけるけれど、別に、全然へっちゃらだったね。むしろ、…

待ち遠しい

ほう。次の連休は7月17日〜19日ですか。7月19日(月)が「海の日」ってことで。2ヶ月先・・・。ま、その後は夏休みだしね。

ヒットキーワード

ここんとこよくキーワードで引っかかってくるのが「橋本治」と「池田晶子」。特に「池田晶子」は凄いなー。前に(いつだったろう?)一日に70件もヒットしてビックリした覚えがある。何があったんだろうその時。このひとが現代社会にヴィヴィッドに関わるな…

波風立たず

水木しげる「水木サンの幸福論」*1読了。まあ題名がアレなのだけれど、中身はかなりの充実ぶり。日経に連載されてた「私の履歴書」がメインとなってる。笑った笑った。つーか、おおいに勇気づけられました。こういうひとって、ほんと表に出にくいんだろうな…

注意ワード2

なんだか今日は「勝ち組・負け組」ってキーワードで訪れるひとがやたらと多いです。何ででしょう。連休の初日なのにね。はてなによる説明では、 戦前にブラジルへ渡った日系移民の間で、日本が敗戦した後もその「負け」を認めず「勝っている」と主張する人と…

連休初日の読書

福田和也の先月出た本(題は伏せる)を読んで、うーん、私も百科事典くらいインストールしようかなとちらと思った。ちらとです。実行するかは未定。と同時に、「偏見を偏見として意識しているならいくらでも偏見など持っていても構わない」発言には、どうす…

やっぱりつかみづらい

村上春樹の「沈黙」って学校の教材として単独で売られてるんだよね。要するにあれは「自分の頭でものを考えない大衆って怖いねー、はっはっは」という話なんだけど(大雑把過ぎ)、いやー、そこまでバカな人間ていないだろー、いやいないと思いたい、という…

つかみづらい

辻仁成の本って今まで一度も読んだことはないのだけれど、前にAERAの表紙に載ったときこんなことを言っていたと記憶している。すなわち「僕は幼い頃いじめにあっていた、そのことをテーマに小説を書いていきたい」。違ったかな。でも大筋として間違ってない…

せちがらい

桐野夏生がエドガ―賞を逃したという記事を読み、別にさほどのディープな桐野夏生ファンでもないしましてやエドガー賞なるものの真の価値なんてぜんぜん把握してないのだけれど、もし受賞してたらやっぱりそれなりの嵐が起きてたのかなーと思ったりする。とゆ…

あたまでっかち

けっこう藤子・F・不二雄のSF短編「イヤなイヤなイヤな奴」が私に与えた影響は大きくて、要するにあれは「同一の敵を前に結束する人間の習性」を巧みに揶揄した優れた作品なのだけれど、そしてもしかすると、いやもしかしなくても、この短編の影響などではな…

犬と新潮

先日日経に出た記事からてっきり池田晶子の愛犬はまだ御存命なんだねと思っていたのだが、本日発売の週刊新潮の読んで、今飼ってるのは二代目だと知る。そりゃそーか。前々から病気だっていってたからな。新しい犬ともなかなか楽しい生活を送っておられるよ…

ねます

確かに金はかからないのだけれど、その分時間を多量に使って、そろそろこの事実を厳粛に受け止めるべきかと、クーラーの風に打たれながらひとりごちる休日前。あ、インターネットについてです。にしても、山田ズーニーが「就職は魔法の杖?」なんて文章を書…

ごちる

ひ、ひとりでできる仕事につければなあ・・・。(別に、今いるところの人たちがきらいというわけじゃないのだけれど、それでも、ときおり、こうして「ひとりでできる仕事につければなあ」と強烈に思うのです。ほんとうは、さっき、一緒に働いてる人のあまり…

なつかしい

よしもとばななのQ&Aで「チンプイ」なんて単語を見かけて、ひとしきり懐古の情に浸る。ああ、あれが藤子・F・不二雄最後の作品か。ってことは、藤子ワールドの最終進化形? にしては、世評がいまいち・・・といった不満には僕も同調する次第です。かわいい…

センチメンタル

「きょうのできごと」の表紙に、ちいさな犬の写真があって、それを見ていてなんだか胸のあたりがきゅんとしてしまった。まあ全般的に犬ネタには弱いのだけれど、加えて、これなんてどこといって何の特徴もない写真なんだけれど、それでも。雑種犬が、柵の間…

ピンチョン的

素顔を隠している作家といって真っ先に思いつくのはもちろん今だと舞城王太郎になるのだろうが、けっこう「いしいひさいち」も狙い目ではないだろうか。「世界のすべての七月」に、女性を口説き落とそうと、世間に顔を知られていない(しかし高名ではある)…

怒りのスパイラル

やっぱり、いま新興宗教で活躍してる人たちって、いろんな怒りを抱えてるんですかね? やっぱり、っていうのは、ほら、いつも行く本屋に、必ずその手の人たちがいるんですよ。アンケートを手にして。「すいません、三宅島の復興の件でちょっと」なんつって人…

時の扉

マンガ版「うる星やつら」、ウサギの着包みで登場する因幡くんの回、あれは「ビューティフル・ドリーマー」に対する高橋留美子流のアンチではないかと思ったり。あの回は、識者がしたり顔で指摘する「時間の流れがない」という点、まさにそこを逆手に取った…

世代限定

世評の高い「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」。これのよさがいまいちよくわからない。といっても、数年前にビデオで一回見たきりなので今見たらまた印象が変わるのかもしれないけど。四方田犬彦が「ハイスクール1968」であの映画と高校紛争との…

悔恨

常々よしもとばななが行うところの「うたかた/サンクチュアリ」嫌い発言、あれは、要するに周囲の「芥川賞狙いなよ」って声に後押しされて書いた作品だからではないかと踏んでいる。特に「サンクチュアリ」におけるしゃちこばった文体は、まあ本人がもっと…

4兎

いろんなことを欲して、結局手に入れられなくて、なんなんだろうなこれは、と歩きながら考える。そういう傾向が染み付いてて、なんとかそこから脱したくて、でも、そんな風にして、変えようと思った様には決して変わらなくて、そんな現状を前に、いま少々脱…

羞恥範囲考

「ダカーポ」を再度立ち読み。前回は気付かなかったのだが、池松江美こと辛酸なめ子も文章上達コーナーに出ている。これを読んで、彼女の文章には一人称が極めて少ないことを知る。ほんとうだろうか。そう書かれていると、確かにそんなような気がしてくる。…

ふと思い出す

大学生時代、警官に痴漢と間違えられ、いわゆる「面通し」というものをやらされた。道端にぼーっと立たされ、そこにパトカーが行ったり来たりする。中には、被害者の女性(たぶん女性だろう)が乗っていたと思われる。ただ、夜に、あまりにすることがなくて…

どれが答えだ?

例の週刊文春問題の“正解”が出ない状況にもどかしい思いを抱いている今日この頃。誰かが「私はこう思うんだ」と言ってるのを聞いても、どうしてもそこに100%は同意できない自分がいる。ひとりで考えていても(つまり、「文春、ひいては真紀子の娘はどう行動…

で、文春のこと

しつこいですね。僕もこんなこと気にせずおだやかな春の眠りに溺れたいのだけれど、うーむ、なんかひっかかるんですよね。そのひっかかりが何か、うまく自分では言語化できなくて、こう、ヘドモドしているのですが。例えば今週号の文春、宮崎哲弥が語る「正…

はじめに

あんまり松尾スズキの番組はおもしろくなかったですなあ。期待していただけに、ちょっとがっかりです。

注意ワード

「自己実現」。扱いづらい言葉だ。下手すると、おかしな宗教のようになってしまう。言いたいのは、「この語には注意しよう」なのだが、いまいちうまく言えない。つまり、現在、この語は自分にも「鬼門」なのだ。

会話体って何だ?

大江健三郎が「会話体を用いると論理的に話を進めることができない云々」と言っているのを思い出し、ここしばらく自分で考えるところの「会話体」を使わずにいるのだけれど、そもそも、「会話体」とは何ぞや? 「っつーかさあ」というたぐいの口語文のことか…

ふくざつ。

例の記事を読んでみた。(週刊文春「田中真紀子氏の娘を巡るゴシップ」。)「ふう」と溜め息をつきたい気分だ。「権力の行使」なんてギョウギョウしい言葉を使うまでもない内容。ただし、文春側から「こんな内容でも読者は商品として認めてくれるだろう」と…

せいじひはんふしん、とか。

確かに言われてみれば“おかみ”への批判心というのはものすごく弱いかもしれない。今読んでいる福田和也の本に「刀狩りをされきってしまったわれわれ日本人」なんて記載があった。ついでながら、「晴れ時々戦争いつも読書とシネマ」というこの本では、2002年…