注意ワード2

 なんだか今日は「勝ち組・負け組」ってキーワードで訪れるひとがやたらと多いです。何ででしょう。連休の初日なのにね。はてなによる説明では、

戦前にブラジルへ渡った日系移民の間で、日本が敗戦した後もその「負け」を認めず「勝っている」と主張する人と、「敗戦」を事実として受け容れる人を、それぞれ「勝ち組」と「負け組」と言う風に区別し、抗争したことから。

 となっていて、私はこれを橋本治の本で知りました。「さらに、ああでもなくこうでもなく」。マドラ出版。今読み返しちゃったよ。P.250の「「勝ち組」という誤解」。橋本治の記憶によれば、彼らを最初に報じたのは女性週刊誌だそうです。(なんか意味深。)ようするに、「勝者」って意味で「勝ち組」っていうのはかなりおかしいよって話。それって「いまだに自分たちの敗北を認めないへんな人達」のことだからなーって。かるくトリビア。でもないか。この本読んでたから、最初はかなり「勝ち組・負け組」って抵抗あったんだけど、今じゃあ「負け犬」とともに堰を切ったように使いまくり。ちょっとあまりにも無自覚でしたね。反省しよう。