ふくざつ。

 例の記事を読んでみた。(週刊文春田中真紀子氏の娘を巡るゴシップ」。)「ふう」と溜め息をつきたい気分だ。「権力の行使」なんてギョウギョウしい言葉を使うまでもない内容。ただし、文春側から「こんな内容でも読者は商品として認めてくれるだろう」といった見限りがあったことは哀しい。そして、狂牛病騒ぎの時、恐怖を煽り立てたことを謝罪してくれれば、もう一つ、(個人的な感だが)ナンシー関が死んだ時にもう少し優しくしてくれれば、今回こんな複雑な思いをせずに済んだのにとひとり嘆く。一方的な思いだけれど。結局、文春に「啓蒙者」としての立場を期待し過ぎていたのかもしれない。