犬と新潮

 先日日経に出た記事からてっきり池田晶子の愛犬はまだ御存命なんだねと思っていたのだが、本日発売の週刊新潮の読んで、今飼ってるのは二代目だと知る。そりゃそーか。前々から病気だっていってたからな。新しい犬ともなかなか楽しい生活を送っておられるようで、そりゃなによりってやつだ。

 同じ種類の同じ色、名前も同じに襲名したのは、歌舞伎役者にならったのである。先代の魂が入るに違いない。

 P.100には「ペットロス」(新潮社)なんて本の広告が掲載されてる。1260円か。需要は、あるんだろうな。今のところそうした気配は見られないけど、まああの哀しみはやっぱ独特だもんな。

「犬が死んだらそこで飼うのをやめてはだめだ、二匹目には一匹目の、三匹目には一匹目と三匹目の面影が重なっていくのだから」

 上、ムツゴロウの言葉。ばななの本からの孫引き。
 うーん、どうしようか。喪が明けたら、ちょっと真剣にnew dogの検討をしてみるかって方向に正直心は傾いているのです。