時の扉

 マンガ版「うる星やつら」、ウサギの着包みで登場する因幡くんの回、あれは「ビューティフル・ドリーマー」に対する高橋留美子流のアンチではないかと思ったり。あの回は、識者がしたり顔で指摘する「時間の流れがない」という点、まさにそこを逆手に取ったエンターテイメントだもんなあ。扉を開けるとそこはさまざまな未来。「モンスターズ・インク」の製作者は「ドラえもん」のどこでもドアだけでなく、あの世界にも触手を伸ばしていたのではないか。想像だけど。