『本を書く人読まぬ人とかくこの世はままならぬ』読了

 結局、図書館で借りて来ました。1989年。日本文芸社刊。金井美恵子著。なかでは、「ブック・ガイド」批判なんてものが掲載されてはいるけれど(というか、全篇がそんな趣になっているような気がしないでもないけれど)、それでもやっぱり、ここで取り上げられた本のいくつかは、今すぐに書店に走っていって中身を確かめたくなるような魅力を湛えていました。実際に、読むかどうかはわからない、と断った上で、メモしたもの。→死の棘/古句を観る/犬を連れた奥さん/ロシア文学講義/百輭/富士日記東海林さだお
 あー、前回も書きましたが、朝日文庫関係者の方々、来年でいいので、ぜひともこの本もラインナップに加えてください。どうにも、線を引きながらでないと、読んだ!(堪能した!)って気になれなくて。