アンチ・ヘテロセクシャル文学

池袋ジュンク堂書店に行ってきました。ひさびさです。そこで「アンチ・ヘテロセクシャル文学特集」なるものをやっていたので、いろいろと物色してまいりました。
記憶に残っているものをリストアップしてみます。（順不同。）

• 吉田修一「最後の息子」
• 三島由紀夫「仮面の告白」
• 星野智幸「嫐嬲（なぶりあい）」
• 大江健三郎「燃え上がる緑の木」
• 松浦理英子「ナチュラル・ウーマン」

などなど。ちなみに、今、谷崎潤一郎の「卍」をぱらぱらとめくっているのですが、思えば、これだって、立派に「アンチ・ヘテロセクシャル文学」の範疇には入るでしょう。
購入したのは、以下の２点です。

• 松浦理英子「優しい去勢のために」・「ポケット・フェティッシュ」（どちらもエッセイ集）

加えて、この特集とは関係なく、新刊コーナーで、川上弘美の「龍宮」（文庫版）、そして、辛酸なめ子の「アイドル万華鏡」を買ってきました。「龍宮」は、単行本の時に読んでいたので、再読です。辛酸なめ子の本も、「BUBKA」時代からところどころ愛読していたので、馴染みがあります。
そこで、思うのは、この２作だって、立派に「アンチ・ヘテロセクシャル文学」の範疇に入れられるかもしれない、ということ。
とくに、辛酸先生のそれは、もしかすると、「アンチ・“アンチ・ヘテロセクシャル文学”」の範疇にまで入っているのかもしれません。（大げさ。）