気がつくと、地上波で「デスパレートな妻たち」がいつの間にか始まっていた

 ああ。見ましたよ。正真正銘のパート1。今年に入って、パート2の後半から見始めていたので、そのラストがいまいちしっくりこなかったのが、このパート1の初回を見て、ようやくすっきりしました。なるほどー。顔からすると地味なのに、あの配管工のマイクって、主役級に重要人物だったんすね! 道理で、あのパート2のラスト……というぐあいに、いろんな疑問が氷解して、なかなかに愉しむことができました。いや、正直なところ、かなりしんけんに見入っている状態。うん。ほんとうに、おもしろいっす。ドラマに嵌ること自体がひさしぶりだから、周回遅れなんて声も何のその、きちんと録画予約しているのにもかかわらず――相手はNHKだからね――いつ番組の時間がずれるかわからない、というわけで、土曜深夜1時にリアルタイムで鑑賞する、ことに、なるんだろうな、この先も……。
 ところで、パート2の後半から見始めていた人間にとって、どうにも、このドラマに出て来る男性の名前は、区別しがたいものです。えーと、マイクに、カールに、トムに、カルロスに、ジョンに、アンドリュー……。ふつう、っすよね。なので、頭の中では、いまだ、これらの名前がごっちゃになっている始末。対する、女性の名前(スーザンはともかく、ブリーとかリネットとガブルエルとか)では、そんなことは寸とも起こらないのに。この、名前における、情報量の密度の差は(つまりは、男性の名における「互換性」)、かんぺきに、試聴者のタイプを見越した上での、制作者サイドがあらかじめ意図していたものだと思われるのですが――とくべつに、男性のキャラクターが弱いというわけではないしね――とか言って、まあこんな感想も、それこそ「何を今さら」なんだろうな……。(例によって気弱……。)