叱咤文

橋本治という行き方」より。

 べつにスポーツには限らなくて、なんでもそうだけど、「自分のやっていること」は、あんまりたいしたことじゃない。「たいしたこと」というのは、「自分のやるべきこと」だ。「自分のやっていること」の向こうに、「自分のやるべきこと」という一段高いハードルがあって、それを直視して、それを越えようとしないとだめだ。

 ――ときに、こうした文章に出会って、気合いを入れ直したりします。どうでしょう? 気合い入りました? まあ、ぼちぼちとやっていきましょう。おたがいに……。