ぼくが嶽本野ばらだったら絶対日傘を手放さなかったに違いない一日

 布団の中でうだうだしながら笙野頼子「片付けない作家と西の天狗」を読む。今さらながら、ここでさんざやり玉に挙げられている「元ロリコン雑誌編集者」とはO.Eのことだろうか、と首を傾げつつ思う。名前を出してはいけないという規制が働いているのだろうか。その割に、福田和也ははっきり名指しで笑いものにされているのだけれど。
 愛猫モイラが2004年3月24日に息絶えていたことを知る。5歳2か月の突然死。笙野頼子のあまりの嘆きぶりに(はじめは冷静、ただし最後は胸に迫る)、ついつい枕を濡らしてしまう。飼い主がいない間に息を引き取っていたことに、いろいろ思い悩んでいる。わかるなあ、その気持ち。なんて安易な同情はそれこそ無用か。

 相当な時間が必要と思う。しかし後三名の盟友が私を助けてくれるし、どんな現状でも筆がある限り、私はそれを言葉で報告しようと思っている。

 笙野同様、天狗に手伝ってもらいつつ3日ぶりの掃除。ついでに爪切り。(←夜にはしない。)
 豚肉の生姜焼き(焼きトマト添え)を食し、夕刻の街に繰り出す。
 川べりの道を通ってペットショップへ。途中、川面を目にしつつ、磯村くんと木川田くんのことを思い出す。ペットショップで千夏さん用ヒモボールを購入。昆虫タトゥー入りの少女が2万円の熱帯魚を注文していた。リスザルの値段が38万。飼育がやたらと難しそうだ。本屋で西原理恵子の「アジアパー伝」の2巻をぱらぱらと。かなり際どい離婚ネタ。中年同性カップルが手を繋いで歩いているのを見る。もう少し明るいオーラを放てばいいのにね。スーパーで水と豆腐と小腹を満たすおやつを買って帰宅。