しるしをつける

「ふーむ」とまじめに感心したのは昨日の毎日新聞に載っていた丸谷才一「好きなもの」ベスト3で、堂々1位に輝いたのが、「芯のやわらかい鉛筆」(以下略)でした。

 これは本を読むとき、気に入った所、大事な所に引くためのもの。水いろとか桃いろとか草いろとか優しい色で引くと、あとでまた読むとき邪魔にならなくていい。

 なるほどなー。蛍光ペンや赤ペンだと、どうしても派手派手であとで見る気が失せてしまうもんね。
「大事なところに引く」とはいっても、氏は別に傍線を引くわけではないようです。<上に横線を薄く引く>と書いてあります。それだと、間違って人に見られても恥ずかしくないかな? ちょっと真似してみようかなー。
(関係ないけど、その裏面に掲載された西原理恵子のマンガ。あれは、何だ? ものすごいな。わずか16センチ四方の枠内に描かれた春の祝祭。どんどん先に進んでるなあ。)