「グーグル Google 既存のビジネスを破壊する」

 そうか。現在って、つくづく広告に拠って立っている社会なんだな。知りませんでした。今までは、「広告? ふーん……」といった具合にあまりいい感情を抱いていなかったので。けれど、この本で取り上げられているケースには、「おお、そいつぁよかったねー(にこにこ)」と握手を求めたくなるような気分にさせられました。判官贔屓ってやつ? 単純かな。
 少なくとも、この本を読んで、自分の中の「広告」イコール「悪」といった前近代的な図式はものの見事に破壊されました。――と、そんなような気がしました。つまりは「おもしろかった」ってことです。星5つをあげてもいいや。