パラパラと、昨日読み残した「広告批評」のインタビューを眺める。高橋源一郎中原昌也。and平野啓一郎。なるほど。確かに夜の7時に74歳AV女優の性交シーンなどテレビで流したら日本も変わるかもしれない。けれども、実のところ、今の大衆が求めているのは、もっと二重三重に複雑な「悪意」(かぎかっこ付き)のような気もします。
 で、結局表紙の安野モヨコについての言及は無しか。がっかし。もしかすると、高橋の言う「荒野の7人」の中のひとりかな、とも思っていたけれど、そんなことはなかった。(ちなみに、6人目は“阿部和重”。)この謎はいつか解明されるのか。
 噂の「ダ・ヴィンチ・コード」に手を出してます。なになに。キリスト教の知識がないと楽しめない本だ? 上巻読んだ限りでは、そんなことないけど。ただ、思ってたより、健全な本ですね。もっと、淫靡で猥雑な本だと勝手に期待してたんだけどな。(ま、だとしたら“世界的ベストセラー”は無理だってはなしで。)