暑いから、ひねもすのたりくらりな休日。
ダ・ヴィンチ・コード」通読。ふむ。なるほど。確かに、知的興奮は味わえますね。特にダ・ヴィンチの「最後の晩餐」のくだりは(以下略)。つーか、ここがこの本の最大の売りなんだろうなあ。まさか、あのイエス・キリストが、ねえ。ただ主要キャラにはあまり魅力を感じられなかったです。
 その後もごろごろしながら吉田修一の「ランドマーク」に手を出す。少数意見、だろうが、私は吉田修一の小説に出て来る女性キャラクターが好きだ。つーか、男性キャラクターも好きだ。そういうところが好きで、わりかしこのひとの小説は読んでるなあ。(今調べてみたら全部読んでた。)
 最後の、昭和31年生まれのひとの行動は、妙にリアルですね。あり得る・・・あり得るんだろうなあ。あと、これはもろ吉田くんが褒めてもらいたいポイントなんだろうけれど、主人公の青年が繰り返し浜崎あゆみを聴いてるとことかね。うまいもんだ。切り取り方が。
 千夏さんは、噛み癖がついてしまって、「コラ!」と怒ってもてんで意に介さぬ様子。がぶがぶとひとの脚に噛みつき、正直かなり辟易中。これが彼女の唯一のコミュニケーション手段? つーても、噛まれるこちらとしては単純に痛い。鷹揚な川上犬として知られるリュウも、先日千夏さんにしつこく耳を噛まれて、さすがに一声「bow!」と吠えてた。子犬だから歯がかゆい? ちゃんとそれ専用のおもちゃは与えてるんだがなあ。