■「ことばは届くか」という本を読んでます。上野千鶴子と趙韓惠浄による往復書簡。ふたりとも、「フェミニスト」で、いたるところに「あ〜あ、男って」という慨嘆が見られます。まあ確かに、ここに出てくるようなバカで粗野な男が現実にいるのだとしたら(いるんだろうけど)腹は立つだろうなあ。「負けるもんか!」といきりたつ気持ちもよくわかる。わかった上で、ただ、ちょっと、彼女らの姿勢に「仮想敵国を想定して燃えるオヤジ」を連想しないでもなかったりして・・・。あと、ここに「階層化問題」を取り込んだら、事態はそれこそ収集つかなくなっちゃうんだろうな。(届いてないか? ことば。)