古井由吉「野川」を読む。ヨシキチ文学初体験。老人文学・・・ってゆーんですか? 老人といっても主人公60代前半だからまだまだ・・・。初老文学? 友人の、若かりし頃の性体験が如実に綴られていたり。でも、ちょっと、この夏の暑さを前に押され気味ではありました。死、よりもどちらかっつったら、病気の記述に身につまされる感あり。これが初老世代の平均思考なのかな。うーん、あまり明るくなれる話ではない。男の哀しみは女のそれよりかなりにディープであるね。(あ、こういう分け隔てはフェミニストのひとが怒るかな。)