声がいいのだ

 小さな楽しみ、と思われようが、とにかく、読売に連載されている町田康の「告白」が現在たいへんなことになっていて、「う、う、明日はどうなるんだろう」と心底からはらはらしている。熊太郎は、無事、殺されずに墓の外に出られるのだろうか。思えば、先日買った「新潮」で、町田康の作品に異様に熱中したのも、このような、連日の学習の効果があったからかもしれない。ポリフォニー? サンプリング? まあおもしろければなんでもいいです。