追い込んでみる

　とうとう買っちゃったよ。「万延元年のフットボール」。大江健三郎32歳の作。立ち読みで見た、町田康のオールタイムベストの中に、大江健三郎うんぬんの記載があって、それで火がついたのかもしれない。同じくその中に、筒井康隆「万延元年のラグビー」に触れられている箇所があって、それで「そうだ、昔からあの小説読みたかったんだよな」ということを思い出したからかもしれない。かもしれない・かもしれない、って、思い切り「〜のだ」と断定してもいいんだけれど。やっぱり、何となく、ここには照れが生じる。ふうー。と、いうわけで、これから「万延元年」、ちびちびと読んでいくぜ――と、宣言して、途中で挫折することなく完遂してみたい。（読み終えたら、その時点で、報告するよ。）同じような本に、ドストエフスキーの「白痴」「悪霊」があるのだけれど、うーん、これもまたいつになったら着手できることやら。