組んだらうれしい

 寝る前に、「一冊の本」8月号に連載されている小谷野敦「美人好きは罪悪か」(今回の題目は「美人の経済効果」)を読み、なんとかして、小谷野氏と川上弘美のタッグを組ませることはできないものだろうか、とうつらうつらしながら考える。タッグを組む、といっても別に、共に闘え、というのではなく、単純に、誌上対談とか、そういう形でのツーショットを見てみたい、ということなのですが。無理かなあ。おもしろいと思うんだけどなあ。今まで、川上弘美氏の対談といったら(記憶に残っているものでいえば)田辺聖子とか糸井重里とか水原紫苑とか穂村弘とか堀江敏幸とか山田詠美とか江國香織とか阿川佐和子とか(鼎談だけど)久住昌之谷口ジローとか、いろいろやってきたのだから(まだ他にもあるだろう)、ここに、ぽんと、小谷野氏が加わっても、少しもかまわないと思うのです。しつこいけれど、無理かなあ? 件の『美人好きは罪悪か』が書籍化された際に、「一冊の本」での記念対談とか――。いちおう、この雑誌って“PR誌”と銘打っているんだから、そのくらいの興行精神を発揮しても罰は当たらないと思いますよ。経済効果云々については、ちょっと確信持てないけど。(あと、そろそろ、川上氏の対談本を出してもよい頃ではないか、そして、その際に、この対談が全体の中でかなりによい味を醸し出すのではなかろうか、と。)
 今月号では、金井美恵子氏が、2カ月ぶりに復帰。とてもうれしかったです。