評判通り、高島俊男『漢字と日本人』もおもしろかったのだけれど、いまのわたしの渇を癒したのは、むしろ笹原宏之『日本の漢字』の方だった(→●)。この本で、どれだけ日本人が創意工夫をして——たとえ現在まで流通していなくとも——数多くの漢字を作り上げて…
『ばるぼら』内の美倉志賀子は、夫が精神病院に入院した後、いったいどこに「勤め」はじめたのだろう。作品内では、その「勤め」先は明言されていない。病院で夫に尋ねられても「いいじゃないどこだって」とはぐらかしている。 実のところ、彼女は、手塚治虫…
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