週刊文春出版禁止命令

 6時半起床。シャワーを浴び、さて、朝ごはん朝ごはんと食卓についたところに、テレビから「週刊文春出版禁止」の報が流れる。ただ単に、普段慣れ親しんでいる対象が、朝一のニュースに登場したことに興奮を覚える。最近ならまずはじめに「鳥インフルエンザ」の周辺を語るニュースが。しかも題材が「田中真紀子の娘の離婚問題」。なんだか間抜けだ。
 仕事場の近くのコンビニで、実物を立ち読み。ただし、問題の箇所は飛ばす。その後の報道で、「週刊文春売り切れ続出」とされていたが、少なくとも、飯田橋午前8時のコンビニにおいて、週刊文春を手に取っているのはぼくひとりであった。それもなんだか間抜けだが。結局、今週号の文春には商品としての魅力を感じられず、その場を去った。
 帰りに近場の書店に寄る。傍に週刊新潮を残し、文春は一冊も置かれていない。ついでなので、「ダカーポ」をちらちらと立ち読みして去る。
 夕食後に新聞を読む。夕刊では第一面でこの件が取り上げられている。約束事のように「表現の自由」云々の記載が見られる。そして、ぼくの頭では、「どうでもいいや」との言葉がくっきり浮かんだのが実情だ。